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夜は墓場で運動会
長男は「カンのムシ」の強い子で、夜寝なかった。
「夜と昼を取り違えている」などとも言われた。(母に)
宇津救命ガンを飲ませたこともある。
置くと泣くし、寝ないのでずっと抱いて子守歌を歌ったりしていたが
なんか子守歌も自分が飽きて 「よっるーは はかばでうんどうかい」
とゲゲゲの鬼太郎の歌を歌ったりした。
母は呆れていたが、似たようなものだろうと思っていたのだった。
「あれから四十年」は経っていないが
赤んぼ抱いて歌っている自分を外から見ている自分がいる。
綾小路きみまろのトークでは
「食べちゃいたいほどかわいかった」から
「あのとき食べて置けば良かった」と続くのである。
いやいやそれほどでも ときみまろには一応言っておきたい。
なんや知らんけれども。
ふつうの妖怪はまだいるんだろうか。
ぬらりひょんばっかり増殖して。
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