たそがれてゆく
エッセイ集である。
両親の介護をし、夫の介護もしたんだそうだ。
夫は言葉で追いつめてくる人で、ずいぶん喧嘩もしたと言うが
もう歩けなくなっていたけれど退院して帰りたいと言われ
連れ帰った。
24時間の介護をプロに頼むととんでもない金額になるので
夫の方が、それはやめようと言い。
退院して程なく亡くなったそうだ。
とにかく寂しくてもう一度介護したいくらいだったそうだ。
夫と話をしていたなというタイミングで犬と散歩していたら
一日五回も散歩していたという。
情の深い人だなぁ という印象。
実はこの人の詩もまとまっては読んだことがなかったが、
読もうかなぁと思ったりした。