女性詩人
男性中心社会の中では、男性がやっていることを女性がすると
女性〇〇とか女流とかつけられてしまう。
「私の女性詩人ノート」をめぐっての書評や対談を読みながら思い出したのは、「組合の婦人部」などというものも、封建的な地域であるほど立ち上がりが遅かったという事だ。
女性詩人も、男性たちに比べて立ち上がりが10年遅れたという。
戦後の男性たちは、もう戦わなくて良い、死ななくて良い
というところで安心していただろうが、
父や夫が帰らなかった家庭で、子だくさんだったりしたら
生きていくのに数倍大変だっただろう。
夫がいたとしても、家事と子育てを代わってくれるはずもなかった。
「生活」という実態を持たない男性たちからの批判の中には
的外れのものが多かっただろうと推察される。
男性にはあまり評価されていなかったけれど
与謝野晶子の詩がとてもよいのだと書かれていて
改めて読んでみようと思ったのだった。
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