中二
小学校の時から本はよく読んでいた。
小6の頃などは、二宮金次郎のように本を読みながら帰った。
ランドセルを背負って。
けれど
「シャーロックホームズ」も「赤毛のアン」も
中二あたりだと思うのだ。
中原中也に出会ったのもたぶんその頃。
「金子光春、三好達治、萩原朔太郎、西脇順三郎」
などの詩が載っている文学全集の一冊があり、詩の面白さに目覚め、
図書室から借りて読んだのだろう。
教科書に載っている詩で覚えているのは
草野心平の「ばっぷくどん」だけなのだ。
今必死で思い出せば
あの作品は小学校で読んだというのもあるのだが。
中二って、自我が覚醒するころなのかという気もするのである。
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