身口意を一致させないと病気になる。
身口意(しんくい)とは、仏教用語で「身(行動)・口(言葉)・意(心)」を指します。
仏教では、心地よく過ごすには、「身口意」を一致させることが重要だと考えられています。
「思ってること」「言ってること」「やってること」がが一致していないと、そのこと自体がストレスになり、病気の原因ともなります。
「言ってること」と、「やってること」が、一致していない人は、
「あいつは口先だけだ」なんて日本でも煙たがられる存在です。
でも、「言ってること」と「思ってること」が違うのは、日本では「本音と建て前」という文化で、容認されています。
わたしはもう、この文化、終わっていいのではと思っています。言い方を変えれば、「嘘」をついているだけなんですよね。自分にも他人にも。
昨日、若いインドネシア人の英語の先生と話してましたが、日本の「建前分化が嫌い」ってはっきりと言ってました。
「It's Fake culture」だと。
私もそう思います。
表ではきれいごとを並べて、裏で陰口を言うって、かなり不健全な文化だと思います。世界的にも稀な文化で、もちろん優しさの時もありますけど、大抵は自分を守るためにやっているだけです。
歴史的に必要な時期もあったかもしれないけど、今は必要ないんではと思います。私が東京を離れた理由もそこにあります。
日本には「嘘」がまん延し過ぎています。私は生まれつき、皆が隠したはずの本音が感じれてしまう体質ですので、そのギャップがかなり違和感でした。何のために隠してるんだろうって。
日本人は、本音を言わずに、嘘をつくことになれてるので、何かあると、すぐ口先だけでごまかす習性にもつながっています。
本音を隠さずに上手に伝える方法なんていくらでもあります。揉めることを必要以上に避ける必要もありません。ちゃんと揉めないことが、日本の停滞を産んでいるとも思います。
健康のためにも、身口意を一致させることはとても重要です。
「来年は〇〇をする」って思ってるだけで、行動できないこともストレスになります。ずっと悶々としてエネルギーを浪費します。
思ってること、言ってること、やってることが一致しているか、常に確かめながら生きることをおススメします。