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氣のめぐりチェックポイント5選

すこんにちは。
養生担当“ のぶ ”こと千葉宣貴です。
当月も宜しくお願い申し上げます。

今回は施術でもスグつかえる【氣のめぐりチェックポイント5選】と題して、簡単なお役立ち情報をお届けします。

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はじめに

まずは氣の振り返りから

諸気は皆、肺に属する

『素問』霊蘭秘典

つまり氣が全身を巡っている指標は、肺が十分に機能しているかに依存しています。

東洋医学では肺が"呼気"をになうと考えられているので【キチンと吐けるからだ】が理想。

それを邪魔するポイントを5つ挙げていきます。

【チェックポイント】
①腹直筋 ②胸筋群 ③広背筋 
④側頭筋 ⑤咬筋

これら5つは呼吸運動の質を左右する筋であり、これらが心地よい状態でなければ【キチンと吐けるからだ】とはいえません。

チェックポイントの共通点

各ポイントをみていく前に、それらの共通点を確認しましょう。

それは皆 "筋" であること。

五臓でいう "肝" にあたります。

また肝の養生の中心は "疏肝" です。


具体的には以下に紹介します。


ということから呼吸運動の質を高めるうえで、肝の養生をしておくことをすすめます。
それが【キチンと吐けるからだ】をはやく手に入れる近道。

まずは個別でみるより大きい枠でとらえましょう。

⇩ こちらの記事も参考にしましょう ⇩


①腹直筋

経絡治療など東洋医学の見方で施術されているかたは、腹診で触れていると思います。

東洋医学では腹直筋の反応を "腹皮拘急" といい肝の病を示唆します。

ほかには "胸脇苦満" のように肋骨下の反応を呈することもあるので、

おなかが固い=息が吐けていない

つまり、氣のめぐりが不足していると考えておけばカンタンですね。

解剖学からみると腹直筋は

【起始】恥骨稜
【停止】第5〜第7肋軟骨前面、胸骨剣状突起
【動脈】下腹壁動脈
【神経支配】肋間神経(Th7-12)
【触診】前内側腹部の表面、第5肋骨と恥骨間

身体運動の機能解剖 改訂版


腹直筋イメージ

腹直筋のイラストをみてみるとまるで家具を天井に固定する ”つっぱり棒” みたいですね。

それがガチっと固くなるわけですから肋骨が下・内(内旋)に動きにくくなります。
するとキチンと吐けず、頸や肩で呼吸するようになるのです。

その負のループにはいるとありとあらゆる国民的不調(肩凝り、腰痛等)があらわれます。

対策はは鳩尾(みぞおち)や腹直筋のマッサージをおこない、ながく息を吐くこと。
腹壁・筋がやわらかくなると息が吐きやすくなり、副交感神経を引き出すことにつながります。

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