CES2025などの展示会にみる、リアルな交流の場による知的資産の構築
【今日のポイント】
春が近づき、各種展示会の案内も届く季節になりましたね。
１月のCES2025では、日本のユニークな商品も紹介され、幅広い分野のテクノロジーの進展を窺えましたが、
このような、リアルも含めた人的な交流の場の必要性は高まっており、かつ自社の知的資産の構築の機会としても重要と考える次第です。
１．2025年1月のCES2025
春が近づき、各種展示会の案内も届く季節になりましたが、
2025年1月8日から10日にかけて、今年も米国ラスベガスでCES（Consumer Electronics Show）2025（https://www.ces.tech/）が開催されましたね。
家電の範囲を超えて、半導体、ＥＶ、ＡＩなど幅広い分野で、人々の生活を変えるテクノロジーが紹介されていて、動画を見るだけでも近未来が窺える楽しさを味わえました。
日本からもホンダのＥＶのプロトタイプや、ちょっと風変わりなガジェットもいくつか展示され、日本のテクノロジーの存在感が垣間見られた気がしました。
（私は、キリンホールディングス株式会社（https://www.kirinholdings.com/jp/）の食べ物の塩味とうま味を増強して減塩食も美味しく感じさせてくれる電子スプーン「エレキソルト」や、ユカイ工学株式会社（https://www.ux-xu.com/）の熱い食品を冷ます小型ロボット「猫舌ふーふー」などに興味を惹かれました。）
『キリンの新規事業「エレキソルト スプーン」が「CES Innovation AwardsR 2025」の2部門で受賞
～キリングループ初となる「Digital Health部門」「Accessibility & AgeTech部門」で受賞～』
『ユカイ工学から、新発想のロボットが2つ同時に誕生。熱いものを冷ますふーふーロボット「猫舌ふーふー」、チラ見してくる抱き着きロボット「みるみ」
「CES 2025」にて2商品同時発表。クラウドファンディングも2025年に順次実施予定』
https://www.ux-xu.com/news/ces2025
２．国際紛争や関税競争の中での国際展示会の重要性
上記のように、CES2025ではあらゆる分野で技術開発は今でも進んでいる様子が窺えるとともに、その発表と交流の場の楽しさや有効性も健在と感じました。
CESの様な、異業種も含めた技術の祭典とも言える場の魅力は、
最近の人的資本経営などにみる、人材の重要性の高まりと人材確保の動きや、
国際紛争や関税競争のように世界が分断化に向かう状況では、
リアルな人の交流の場の必要性が更に増していることを示唆していると感じた次第です。
３．リアルな人的交流の場の必要性と知的資産の構築の機会
以前のブログトピックス『生成AIの感情や演技のデータ利用に考える、リアルの価値の再評価と組み合わせ』
などでも、今後リアルの価値が再評価されていくだろうとお話しましたように、
CESのような、国際的な展示会ではなくとも、リアルな人的交流の場というのは、個人、組織の双方で必要と、自分自身も感じているところですが、
企業でもその規模を問わず、社内外でいろいろな人的交流の場を設けたり、参加したりしていますね。
このようなリアルな人的交流の場を意識的に設け、運用することは、知的資産の人的資産と関係資産だけでなく、その運用のノウハウ、認知度などの評判という構造資産（組織に帰属する知的資産）の構築にも役立つものと考えています。
また、オンラインのコミュニティと組み合わせることで更に交流の範囲を広げることも可能ですね。
自社や自分なりに提供できる交流の場にはどのようなものがあるかを考えたいと、CESや春に開催される各種展示会のニュースなどをみて、改めて思った次第です。
あなたは、どのような「リアルな交流の場」をお持ちでしょうか？
【今日のまとめ】
・先月1月に開催されたCES2025では、家電にとどまらず半導体、EV、AIなど幅広い分野のテクノロジーが展示されており、日本からもユニークな商品が発表されていた
・オンラインでも楽しめたが、リアルな交流の場の必要性と有用性もCESは端的に示していると感じる
・自分や自社なりの交流の場を設定し運用することは、人的資産、構造資産、関係資産すべての知的資産の構築につながるものと改めて感じた次第です
最後までお読み頂き、有難うございます(*^^*)！
コメント、ご質問お待ちしております(^o^)！
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見出し画像：Jean-Paul JandrainによるPixabayからの画像