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ぬいぐるみは捨てる時に可哀想だから買わない

夫はぬいぐるみが好きではない。理由はタイトル通り、「捨てる時に可哀想だから」である。

また面倒なことを言ってるなと思った。夫は好きじゃなくても、私は嫌いじゃない。
しかし、夫の言動は一致し、IKEAに行ってもぬいぐるみに近づこうとしなかった。


そんな我が家は今、この状態である。

私は昔から食べ物のキャラクターが好きだった。
「なめこ」や「ぐでたま」など私の心をくすぐって堪らなかった。

そんな系譜を継いで選ばれたのが「なまがき」である。

インスタで画像を見つけた瞬間、夫に見せた。

夫は苦い顔をし、「かき?」と不思議そうな反応をしていた。とても好感触とは言えなかった。

それから月日は流れ、ついになまがきのガチャガチャを発見!

私はすぐに課金し、ゲットしたなまがきを夫の車にぶら下げた。

夫は迷惑がって外すだろう…まるで目に見えるようだと、イタズラ心だった。

しかし夫は付けたまま、仕事に行ったり出かけたりしていた。

次、同じガチャガチャに行った時には夫から催促されてしまった

「かき、しないの?」

すっかりハマっていた。それからどんどん数が増え、写真のような有様である。

開き直った夫はぬいぐるみを撫でたり、目に傷をつけてシャンクス(ワンピース)にしたりして可愛がっている。

シャンクスとなったなまがき

ある日、結婚式の話をしていると、

「結婚式高いよね、かきちゃん」

と、夫はなまがきに結婚式の金銭事情を相談していた。

早くも夫の相談相手の地位をなまがきに奪われそうであった。

実はインスタの画像を見せた時からハマる予感があったらしい。だから好き避けをして、興味のないふりをしていたそうだ。夫は複雑な男である。

私がなまがきをわざと握りつぶすと
「可哀想🥺」と言い、

「かき鍋にするぞ」と冗談を言っても
「可哀想🥺」と言う。

なまがきの前になると、夫は幼女になってしまう。


これからあと2匹増える予定のなまがき。

夫の幼女化の方を楽しみにしてる私であった。

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たかざわ|ふうふ暮らし
いつか本を出版するのが夢です💪