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オジサンたち読んでおけ!これぞ20・30代のトリセツ!【原田書評店:モチベーション革命】

今回読んだ本は「モチベーション革命」

IT評論家の尾原和啓さんの著書。

最近、新刊「プロセスエコノミー」を読んで面白かったし、本好きのお友達しもさんが読んだと言っていたので、僕も手に取ってみた。

※プロセスエコノミーは2021年10月現在Amazonプライム会員なら無料でkindleダウンロードできるみたいよ。

この本を一言で表すなら

「にさんじゅう代のトリセツ」

「最近の若い奴らは全然ダメだ。俺らの時代の頃は~」とか言ってるオジサンにこそ読んで欲しい一冊であることはまず間違いない。

そしてそれと同時に今まさに「生き方・働き方」に悩む”にさんじゅう代”が読めば、自分自身の悩みを言語化してくれて、背中を押されるんじゃないかな?と思った。

現に僕も、今年仕事を辞めようとしている30代の友人にこの本をおススメした。

「乾けない世代」とは?

僕ら30代よりも下の世代は生まれた時から身の回りになんでもある世代。

今の10代なんて生まれた時からスマホが当たり前で、朝から「Hey!Siri!」とか言ってるのが当たり前の奴らってこと。

それが故に「あれを手に入れたい」とか「もっと上に上がりたい」という僕らの父母世代にあった”野心”というか”欲望”のようなものが少ない世代だということ。

それが「乾けない世代」

僕はここで大事なのは著者が「乾”けない”」と表現していることだと思った。

「ゆとり世代」とか「さとり世代」とかみたいに語呂をもっと軽妙にすることはいくらでもできたはず。

無欲世代とかなんとか。

でもそこを敢えて「乾”けない”」と表現している。

乾こうにも、欲を出そうにも「乾”けない”」んだ。欲は出ないんだ。

だって社会が進歩して、モノや情報が溢れているんだから。満たされてるんだから。

個人のせいでも、精神力のせいでもない。単純に社会の変化による人の暮らしの変化の話。

その点を抑えると「若者理解できんオヤジ」もちょっとは若手社員に優しくなれるんじゃない?

上司から言われていることが理解できない若手社員も「そっか。俺が悪いわけじゃないんだ」と少し救われるんじゃない?

じゃあこの「乾けない世代」は何をモチベーションに生きているのか?

これからの時代は「乾けない世代」こそが活躍する社会になっていく。

その辺りのことが、さすが尾原さん!メッチャ分かりやすく言語化されているので読みやすく理解しやすく書いてる。

乾けない世代ド真ん中の男・原田光

かくいう僕はこの本を読んで、ホントただの確認作業だった。

うん。うん。メッチャ分かる。

そうそう。

だから今こんな生活してるんだよね。

そこそこ。それを追求してんのよ。

その連続。尾原さんもしかして俺の事見てる?

どうやら僕は乾けない世代ド真ん中の男みたい。

そんな僕は現在35歳。

仕事仲間や関わる人の多くは20代~50代前半くらいの幅の中にいて、僕がちょうど中間にいる。

話が合う人、同じようなことをやろうとしている人は20代や新しいもの好きの30~40代に多い。

逆に思い悩んでいる人、なんだかしんどそうな人は30~40代で前時代的な慣習の中で生きている人に多い。

きっと僕らは本当にちょうど狭間に立ってるんだろう。

世代的に上を向くか下を向くかでこれからの生き方がかなり変わってきそう。

人生100年時代と言われる、長くなった一生をみんなが楽しく笑って生きていけるように僕は今の活動をしてる。

「遊び学という学問を広めて、日本で一番の遊びの人になる」

「遊び中心の職業選択・暮らし方選択が当たり前の社会を作る」

みんながこの楽しいことで溢れている世の中をちゃんと楽しめるように。

自分のWHY偏愛を改めて確認する機会を作ってくれた本でした。

まずは自分の周りの同じ世代・乾けない世代の人たちから。

ド真ん中の男がただただド真ん中を進んでくぞ。

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原田 光
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