平日酒を飲まないマスオさんと飲ませたいフネさんの巻

僕は最近、平日は酒を飲まない。

早寝早起な生活をしているとやっぱりお酒を飲まない方が寝起きの調子がいいし、自分の体の気だるさもない。

とはいえ酒が嫌いなわけではない。

だから土日はフツーに飲んでる。

こういう時に問題になるのがマスオさん生活だ。

同居している妻の両親、特に母はほぼ毎日酒を飲む。

父は2日に１回くらいのペースだから時折、母だけが酒を飲む日がある。

そんな日は決まって、酒を飲む口実をメチャクチャ饒舌にみんなに語りかけてくる。

今日はご飯作るの大変だったからねー。

ちょっと肌寒かったからほっこりしたいよねー。

そういえばあの酒があとちょっとだったからなんか残ってるとキモチ悪いよねー。

と言った具合に。

そして自分1人だけで飲んでると何だか申し訳ないし、一緒にダラダラ飲む人がいないから物足りないらしく"巻き添え"を作ろうとする。

「ひかるくんも呑む？」

ほぼ毎日のようにニヤニヤしながら聞いてくる。

そして最近は土日以外ほぼ毎日僕が「いや、いいっす！平日は飲まないんで」

と答えてる。

「平日は飲まないんで」

ちゃんとそう言ってるけど、それでもほぼ毎日

「今日はどうする？」って聞いてくる。

僕に気を遣ってくれていたり、願望が入っていたり。

そんな毎日の勧誘にその辺のマスオなら心折れて、飲んじゃうところですが、プロマスオ光くらいになると、平然と毎日「いやイイっす」と言えちゃう。

言っとくけどこの一連の流れ、みんなが思ってる以上にウチではポップにお送りしてる。

一見すると、同居している義両親からの酒の強要とか、互いに気遣いしなきゃとかストレスかかりそうな状態に見えるかもしれないけど。

ウチではただただ酒好きのフネさんがみんなからイジられながらも、誰も止めてないのになんか言い訳して酒を飲もうとするおちゃらけた光景だ。

ドリフみたいなもん。

だから僕が酒を断っても子供のように「ちぇ〜」って顔をして自分だけ飲みだすし、僕もフツーに飯を食う。

そんな中、この間一度だけまたいつものように「ひかるくん飲む？」と聞いてきたので、たまには違う返しがいいかなと思って、

「もう自分で勝手に飲まんねーーー！」と言ってみた。

そしたら「そんな怒らんでもイイやーん」と母がしょげる。

「毎日断らないといけない身にもなってくださいよ〜」

そんなやりとりをした翌日、母から酒の誘いがなかった。

ちょっと言いすぎたかな？

そしてその翌日。昨日土曜日。

土曜なのでしっかり両親とスーパードライをゴクゴク頂いた。

今日は日曜日だからまた飲むとして、明日月曜日はどうなるんだろうか。

お誘いがあるのか？ないのか？

なんか変な楽しみを作ってしまった。

それにしても、このやりとりをケンカとか不穏な空気一切なく、ポップに楽しくできているうちの家庭は改めてすごい。

到底、マスオさんとフネさんの会話とは思えないはずだ。

改めて、フネさんのキャラクター性に助けられているマスオさん生活だと感じる。