人工甘味料には減量効果が無い
少し前にも書いたけど、いわゆるシュガーフリーの甘いものを摂っている人は、痩せない。
WHOの解析もそういう結果だ。
理論上は、人工甘味料の方が砂糖よりカロリーが低いのだから、同じだけの甘さの砂糖を摂るより摂取カロリーは低く、痩せるはず。
でも「痩せたいと言いながら甘いものが手放せない人」を観察していると、空腹というより、喉の渇きを癒す目的、あるいは口寂しさを紛らわす目的で、甘い飲み物やキャンディーを始終口に入れている。「これは低カロリーだから太らない」と安心しているからだろうけれど、いくら低カロリーでも量が尋常じゃない。痩せるわけが無いのだ。
見直すべきは、食習慣。運動と規則正しい睡眠でしっかりと空腹の時間を作り、食べる時は三大栄養素(炭水化物、タンパク質、野菜)をバランス良くしっかり噛んで食べる。空腹がつらくなりすぎないように、炭水化物も脂質もある程度は摂る方が良い。特に、脂質はカロリーも高いけれど、少しでも摂ると腹持ちが良く、間食の誘惑を避けられる。
人工甘味料自体が悪いのではない。重要なのは摂り方。少々太ってるくらいが一番健康ではあるが、過度な肥満に悩む人は、健康のために食習慣から見直していこう。
あ、トクホの脂肪の吸収を抑える系(難消化性デキストリン)も痩せないからね。高いお金を出して効かないものを口にするくらいなら、普通に水かお茶を飲もう。