大手企業の地方勤務が最強
就職氷河期の入り口、流されるままに一応は大手企業にかろうじて就職して、縁もゆかりも無かった某地方市が勤務地になった。人口4万人ほどの小さな市だったが、私は北海道の大学で「雪のある生活はもうこりごり」と思っていたから、雪が数年に一度ぱらつく程度の温暖な地方に就職できて本当に良かった、と呑気に思ってた。借上社宅住まいになって、学生の時に飼ってた猫を実家に預けないといけなかったのだけが心残りだったが、生活に困らない程度には何でも買える総合スーパーと雑貨店が近くにあり、高い建物がほと