戦前の山科郵便局の古写真-1
生前の祖父の写真帖からの一枚です。
生前の祖父は逓信省時代の郵便局に勤めていました。これは昭和最初期の京都の山科郵便局の写真です。
祖父が勤続10年の際に撮られたもので、祖父の年齢から割り出すと昭和2年(1927年)から昭和3年(1928年)頃と思われます。
逓信省時代なので郵便の配達、貯金、保険以外に電信電話の業務や国債の取り扱いもしていたと祖父が述懐していました。背後に国債の募集ポスターが貼ってありますので国債の募集時期からもう少し正確な撮影時期がわかるかもしれません。
昭和初期の局員の制服やポストや局舎など今とはかなり違います。少し見えにくいですが丸ポストも今あるものとは模様が違います。
当時の山科郵便局は旧東海道(旧三条通)、京阪電車の四宮駅付近付近にありました。今の名神高速道路の京都東インター近くです。
まだこの頃は国道1号線もなく旧東海道に面した所に局舎があります。
郵便局があったあたりの現在の四宮付近の地図です。地図のローソンの右上あたりが郵便局があったところと思われます。
この後昭和13年(1938年)に撮られた写真では山科郵便局は国鉄山科駅前に移転しています。さらに1973年(昭和48年)には山科中央公園近くの今の場所に再移転します。
山科駅前の頃の写真は次回に取り上げてみます。
参考サイト
・立命館大学アートリサーチセンター「近代京都オーバーレイマップ」http://www.arc.ritsumei.ac.jp/archive01/theater/html/ModernKyoto/
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