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ゆめうつつの散策
panpanyaさんのマンガに「枕魚」という話があるのですが、この話で驚いたことがあって、
作中で、マクラウオという魚が昔、枕の代わりとして重宝されてきた → その質感を基に枕が作られるようになった と回想するシーンがあり、
最初、本当の話だと思っていたんですよね
マクラウオという魚も実在すると思っていました
ある日、マクラウオと調べてみると、こちらのpanpanyaさんの単行本の情報が並んでいて、「あ!フィクションだったの!」とビックリしました
話の中で、マクラウオの 科 属 体長 の説明もあったので、信じていましたね
panpanyaさんの世界観は夢の中みたい と以前の記事で書いたのですが、
今回の「枕魚」のように、ところどころに現実の欠片のようなものが散りばめられていたりして、
より、現実と非現実の境界線を散策していくような面白い感覚になります
東横線は実は4本走っている という導入からはじまる「east side line」という話でも、
残る3本を見つけるために、東横線の駅構内のより古い時代の場所を辿っていき、探索するという
都市伝説を一人で追いかけていくようなロマンを感じることができ、
また、世界が謎で満ちていた子どもの頃の宝探しの雰囲気とも重なるように、個人的に感じます
夢を振り返ってみて、夢とうつつを散策しているような感覚はよくあります
かつて通っていた学校の校舎とか
使っているスマホの画面
怖い話も好きなので、テレビの心霊特集など
そういったものが夢の中でも現れるので、そこで現実だと思ったりするんですよね
panpanyaさんのマンガでも、「枕魚」は、"枕"と"魚"
「east side line」では、具体的な路線の名前が出てくるので、
そうした身近なものの登場により、どこからフィクションで、どこから現実なのかを考察する面白い探求が出来るように思います
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