【詞】猫と無題
夜の片鱗から目を開けて
昨夜の言葉の糸が舞った
夢に見た或る土地を見た
いつもの朝にさ人が沸く
朝の周りに嘘が散って、
私の口から花弁に似た、
儚い想像、空想の話だけ
空想の話を音符に込めて
そこに花瓶があるだけで
す。花瓶があるだけです
。花瓶があるだけです。
外に出たのは何れの猫だ
けです。何れの猫だけで
す。何れの猫だけです。
例えばあの鉄塔にニャア
ニャア鳴いてるの、夕暮
れにはピカピカするから
ね、優しい光だね。私は
窓から家屋をながめてい
る。いつまでもご飯の匂
いがそこに上っている。
そこに花瓶があるだけで
す。花瓶があるだけです
。花瓶があるだけです。
外に出たのは何れの猫だ
けです。何れの猫だけで
す。何れの猫だけです。
時計がぐるぐる回ってる
。ぐるぐる回ってる。ぐ
るぐるぐる回っている。
私は何を急いでいる。何
を急いでいる。何を急い
でいる。或る猫と無題、
空想の話を音符に込めて
儚い想像、空想の話だけ
私の口から花弁に似た、
朝の周りに嘘が散って、
いつもの朝にさ人が沸く
夢に見た或る土地を見た
昨夜の言葉の糸が舞って
夜の片鱗から目を開けて
猫の日ということで、
(๑╹ω╹๑ )〜