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あったかもしれない
今回の日記は、少しホラー系の話題があります
panpanyaさんの 動物たち という単行本に収録されている日記に興味深いものがありました
とみん銀行 という日記で、panpanyaさんが昔、東京都民銀行の"都民"がひらがなになっている看板を見たことがあるようで、
今の看板はどれも漢字になっているため、それは記憶違いだったのか? と一旦は思うのですが、
ネットで画像検索したところ、"とみん"銀行になっている看板の画像を見つけ、記憶違いではなかったことが判明し、
ネットには、様々なデータがある一方、情報として残る前に消えたデータもあるのかもしれない と締めくくっています
この日記に、すごく共感します
思い出って、昔になればなるほど記憶違いの可能性が高いので、
そうした曖昧な記憶の答え合わせとしてネットの存在があるように思います
自分の住む地域では、ドライブしているとホーロー看板と呼ばれるものをよく見かけるのですが、
これも調べてみると、好きな人が多いみたいで、写真を収集しているマニアの人も居るようです
頭の隅にうっすらある看板、オブジェ、建物の記憶なども、記憶を頼りに調べてみると、自分以外にも覚えている人がいて、そうした感動もネットの中には散らばっているように思います
この話題から関連して、自分がよく見ている THEつぶろ というミステリーを調査するチャンネルがあるのですが、
そこで取り上げた「八雲遊園地」の話が、似たようなケースだと感じました
この話は、このチャンネルの視聴者の方が、友人と函館旅行をした時に、観光地に向かう途中、車で森の中を走っていると
「八雲遊園地」と書かれた大きいアーチを目撃して、(あれは何だったのか?)と、あとから調べてみたところ、
北海道には八雲町という地名はあるものの、八雲遊園地という施設は存在しないことが分かり、調査の依頼をしたそうです
アーチは錆びていた記憶があるほか、遊園地があるとは思えないほど、周辺の森は茂っていたらしく、不思議ですよね、なんか千と千尋の神隠しみたいな話です
"八雲遊園地"も、"とみん銀行"と重なる部分があるように思います
でも、八雲遊園地は調べても情報が一切出てこないのが大きな違いで、
そうなると、現地で聞き込みなどしなければ、関係する情報は見つからない可能性が高いですね
自分の地元である新潟に、かつて"スペースネオトピア"と呼ばれるテーマパークを建設する計画があって、バブル期の終わりとともに計画は無くなってしまったのですが、
可能性として、アーチのみを建設したあとに、何か中止せざるを得ない事情があり、そのまま放置された みたいなことも考えられますね
ちなみにスペースネオトピア自体は中止になったものの、展示される予定だったロケットの部品などのコレクションは、倉庫に移動して、観覧できるようになっています