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農業機械について

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これから農業頑張ろう!という人に向けた情報。 オペレーターの目線で、メンテンナンスや、作業のコツなど機械関係の話を書いています。
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#農業

踏んだり蹴ったり、泥固まったり。

踏んだり蹴ったり、泥固まったり。

一週間ぐらい前に、こんな記事を書きました。

そして、早速クローラーが固まりました。

この日はトラクターで作業中、ぬかるみにハマり脱出困難な状況になりました。
そこで、近くにあった機械で救出に向かおうとしたのですが、動かない。
以前にも運搬台車で同様のことがあったので、よもや!と思い見てみると、クローラーの泥がガチガチに固まって動けない状態になっていました。
無理に動かそうとすると壊れます。

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年末のメカ掃除

年末のメカ掃除

年末といえば大掃除だけど、機械の掃除もこの時期したいな。
普段見落としてしまう修繕箇所も、掃除をすると見つかるもの。
繁忙期になると業者さんもなかなか来てもらえないので、今のうちにチェックしておきたい。
来年もお世話になる機械ですから、一年の感謝を込めて綺麗にしよ。

クローラーは段差に恐怖する

クローラーは段差に恐怖する

水分の多い場所で威力を発揮するクローラー。
タイヤが地面を捉えているのは点ですが、クローラーの場合は面で捉えます。
そのため水分が多いぬかるみで沈みにくく、多くの農業機械で採用されています。

デメリットとしてはタイヤの場合旋回しやすく、スピードも出しやすいので機動力に優れているのに対して、クローラーは設置面を踏みにじる感じで旋回し、機動力に劣ります。
また、盲点なのは平坦な道から坂道に移行する場

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マルチャーの土寄せが悪い時の対処法 補足

マルチャーの土寄せが悪い時の対処法 補足

マルチャーの土寄せが上手くいかない時は、後ろから原因を探した方が良い。

運転しながら後ろを見ると蛇行し、マルチが外れる原因となります。極力まっすぐ進むことに集中した方が良いです。トラブルが起きた時には現状維持をして、トラクターから降り、後ろ側から見て何が原因かを探ります。

トラクターの運転手はベテランや、知識、経験の豊富な人が多く、後ろの補助は外国人技能実習生や、若手のことが多いです。しかしマ

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農的冬季の注意ポイント

農的冬季の注意ポイント

そろそろ冬に備えて気をつけておきたいポイントを書いておきます。

①トラクターのラジエーター水をチェック。
専用のラジエーター水を使っていれば大丈夫と思いますが、水道水を使っている場合は凍るので入れ替えが必要ですね。

②水抜き。
蛇口にホースをつけっぱなしにしていると、凍って使えません。
また、ポンプや動噴機など、水を扱う機械では凍結による膨張で、機械が破損します。ドレン抜きなどの対応しておきま

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トラクターの日常点検で見るところ

トラクターの日常点検で見るところ

昨日の記事、中古トラクターでは重要!運行前点検。
の補足的な内容ですが、トラクターでできる作業は色々あって、その一つに草刈りがあります。
モアーという作業機は、刃を高速回転させて草を刈るものです。その時の粉塵が空気の吸込口に詰まったり、そもそも伸びた草を刈るので、小さな種などが詰まったりします。これによってエンジンが十分に冷却されず、オーバーヒートする可能性があります。

詰まりを確認したらエアブ

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中古トラクターでは重要!運行前点検

中古トラクターでは重要!運行前点検

私がトラクターに乗る時、必ずチェックしているのが、ラジエーター水とエンジンオイル。これが無いとエンジンがオーバーヒートして高額修理になってしまいます。
新しいトラクターの場合それほど気にすることは無いですが、古い機械になるとホースが劣化して漏れていたり、何かに接触した時の傷口が広がったりと、予期せぬトラブルが起こります。

ラジエーター水とエンジンオイルを見ることで、他のパーツにも目が行き、不具合

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