相手の心をつかむ「説明力」
こんにちは、ラン丸(@sign45917948)です。
1)「型」と「感情」の使い方が大事
ビジネスから日常会話まで、あらゆるコミュニケーションの場面で求められる「説明力」。
話が長い、何を言いたいの伝わらない。
そのように思われないためには、どうすればよいのでしょうか。
オススメは、通説→しかしの順で説明する方法です。
今回は、出だしから相手の心をとらえるこの説明法について解説していきます。
2)説明はインパクトが命
上手な説明の応用に、「通説but」の型があります。
「いままで言われてきたことは○○ですが(通説)、しかし(but)実は、××です」という説明の方法です。
これを説明の冒頭で提示してから、各要素の説明に入っていくというものです。構造としては、以下のようになります。
「今までは、このように理解されていましたが、ここだけの話、実は〇〇です」
(通説but)
↓
「それは、こういうことです」
(詳しい説明 ポイントは最大で3つ)
↓
「例えば、〇〇です」
(具体例、エピソード、データなど)
↓
「つまり、○○です」
(全体のまとめ)
聞き手の気持ちをつかむには
説明をするときには、まず相手に興味を持ってもらわなければなりません。
「つまらないな」と思われて、真剣に聞いてもらえないと、いくら説明をしてもなかなか理解されないものです。
聞き手の気持ちを常にこちらに向けるという意味では、「通説but」の説明法もそのノウハウの一つです。私たちが日常の説明をする際にも、この方法は大いに使えます。
そもそも「論文」と言われるものは、このような形態をとるものがほとんどです。通説を提示して、「実は、○○」と展開していくものです。
ただ、論文でもこの通説の紹介部分が長すぎると、序論が長すぎて、いつまでも本論に入らない、退屈なものになってしまいます。
説明の際は、この「通説」の部分をコンパクトにすることが重要です。
いかに簡潔でインパクトのある提示が冒頭でできるかが腕の見せどころになります。
その意外性によって、冒頭から聞き手の心をつかむことができるのです。
「自分の体験」を交えて話す
情報に自分のエピソード、自分の体験を交えて話すと、説得力のある説明になってきます。
現代では、インターネットで、何か知りたいことがあればすぐ検索できますし、そこそこ上手な説明を読むことができます。
しかし、人からの説明には、インターネットから受ける情報とは違う強みがあります。それはその説明をする人の感情や情熱、生き生きとした部分が伝えられるというところです。そういう部分が付加されると、聞き手も心を動かされるのです。
最後は「感情」がものを言う
説明においてはフォーマットが大事とこれまで述べてきましたが、もちろんそれは前提として事実です。フォーマットに沿うことで、説明は上達していきます。
ただ、型に則っているというだけで、淡々とした説明になってしまうことは避けたいところです。そこに感情の動きや情熱、抑揚があってこそ、相手の心に刺さる説明になります。
そのためには、自分の感情が生き生きと動いていないとダメです。説明というものに、単に要約するということを超えたプラスアルファを付加してこそ、インターネットにはない、人間による上手な説明になります。
情熱に溢れた話し方は、自分の体験、エピソードをつけ加えることでやりやすくなります。説明している当人の血や肉になっているなと感じられる説明は、聞いている相手の心も必ず動かします。
説明力というのは、「説明をしよう、説明をしよう」とそればかり考えていてもうまくいきません。
もちろん、確かなデータや事実、原典からの引用など、客観的な論拠は絶対必要ですが、それにプラスして、自分の感情をいかに動かすかという部分もプラスアルファの部分として大事です。
今回は、以上です。
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