ほわっとさんのおはなし【ほわっとちゃんと黒ガトちゃん】
小さな国に 小さな街がありました
もう何年もの間
きびしい寒さが街をつつんでいます
春に顔を出す ふきのとうもつくしも
雪の下から出てこれません
あら 茶色の屋根の小さなお店があるよ
ほわっとさんのケーキ屋さんです
カラン カラン
木のドアが開きます
お隣のミキちゃんです
一生懸命に手を口に当てて
温めているけれど
すぐ強い北風さんが来て
あったかいを持っていってしまう
おいで おいで
「ほわっとちゃん と 黒ガトちゃん
どっちにする?」
あつあつのホットミルクと一緒に
召し上がれ
ふ〜〜っ
ふ〜〜〜〜っ
あま〜い ほわっとちゃんと
ほろにが 黒ガトちゃん
ケトルがのせられたストーブの前で
いただきます
みきちゃんが言いました
「ほわっとさん、街のみんなに、国のみんなに、
ほわっとちゃんと黒ガトちゃんを届けられたら良いのにね」
あつあつのミルクとも
あちあちのコーヒーとも
なかよしな
ほわっとちゃんと黒ガトちゃん
みんなも
あったか〜〜くなぁれ
(396字)
EATALK MASKさんが主催されておられる
「スイーツな小説コンペ」★手作りスイーツほわっと協賛 に、応募する作品です
2021年7月31日(土) 24:00 まで
受けつけておられるそうです
のりこは、美味しそうなケーキにつられて
2作目です
えへへ😋
真夏なのに、あったかいイメージ 笑
ミキちゃんは、未来ちゃんです
では、では〜
最後まで読んでくださり、嬉しいです
また、来てくださいね✨✨
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