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記事一覧
短歌 Never and Ever
テクノでさ 踊ったこともないんだろ歌人はよ だからって何 朝を迎える
独白の中にまぎれる冗談や寄り道のことを炭酸と呼ぶ
ドーナツの羽舞い降りる午後は騒がしく天使の職場は駅に近い
友の微笑に母を見て泣くこの仕事いつまでも続けるつもりなの
幽霊が見る違う魂の姿をきっと権力闘争の結果なのだと
短歌 Here and There
大根の優しい味が大好きで、そして、誰もが考える時代
田舎でさ暮らした君が言うんだろ間違いないさ愛を信じる
忽然と姿を消したあの子供は鋼に変わったと聞かされる
体温が上がる前に聞いてほしい僕の言葉と心臓の音
いつものように、愛してる今日は見逃す甘い返事
短歌 Around and Around
空虚に、街のラブソング 空虚に街のラブソングが聞こえたら
眠れない夜のリズムがやってきて、遅くても早くても気に入ってしまう
どこまでも、続く銀河を砂に書く私たちには、開発できない
ある夜のショーシャンクの空に君がいる 僕はポテトを先にあげる
制服を着てた頃には嘘やってん、描いてた夢とか愛とか全部