妖怪のせいにして生きていく
今日、笑い声を食べる妖怪がいますね。
ずいぶん昔、いつだったかピン芸人の中山功太さんがこんなことを言っていた。
私は中山功太さんがめちゃくちゃ好きでYouTubeチャンネル見てるし単独ライブにも通うくらいなんですけど、会話の文脈を一切忘れてもこの言葉だけやけに覚えている。
なんかええな、好きやな、と思った。
これもらっとこう、と。
なんかあっても妖怪のせいにしちゃう感じを。
ついてないことがあったら「ラッキーを食べる妖怪」のせい。朝起きられへんかったら「スヌーズ音を食べる妖怪」のせい。そういう感じで生きていこう、と、大袈裟に言えばそう思った。
中山功太さんの言葉で覚えているのがもう一つ。
ネタ中のセリフで、
「泣いたり笑ったり、人間みたい」。
こちらも単独ライブで一度見ただけなので、どんなネタでどんなキャラクターのセリフだったかは忘れてしまったけれど。
元来人見知りで恥ずかしがりで、人と距離をとりながらそれでも人を愛したい、それこそ妖怪みたいな中山功太さんの魅力というか特性が強烈に現れた一言だと思う。
泣いたり笑ったり、人間みたい。
どこからこんな言葉が出てくるんやろう。
人間目線ではとてもたどり着けそうにない気がする。
もっと超越した何か、神さまみたいな。
そういえば宣材写真の中山功太さんは仏さまみたいなお顔をしている。
来月やっと単独ライブがあるので、次はどんなネタ、どんな言葉が出てくるのか、いまから楽しみ。