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落ち込んだ時に救われた、2人の「異なる部署」の先輩

社会人2年目もあと少し。4月にはまた新卒が入ってきて、社会人の3年目になることを考えると、時間が経つのは本当に速いなと思う。

2年間、特に営業からコーポレート側に異動後の1年間で、少しずつできることが増えてきた実感がある。直属の上司からも「成長したね」「今回の資料すごくよかった」と言われることもちらほら。上司からの厳しいフィードバックを受けた時の口癖も、「期待に応えられず申し訳ない」から「上司のレベルに追い付けずに悔しい」へと、少し前向きに変化した。

ただ、とはいえ順風満帆な2年目ではなかったし、「焼き豆腐メンタル(表面上は多少張りがあるが、一度貫通すると一気に崩れる)」な僕にとっては、不備が見つかった際や上司から指導をいただいた後、かなり落ち込むことがいまだに多い。

そうした「弱メンタル」なとき、救われたのは同じ部署ではなく、2人の「異なる部署」の先輩だった。組織が異なるからこそ話せることも多かったし、雑談からの学びも大きかった。

少しでも、小さい組織で働く中で、仕事でもやもやしていたり、落ち込んだときの回復に迷っている方の一助になれればと思い、振り返って書いてみる。


1.職場に「同じ部署の人がいない」という環境

今の職場には、「同僚」どころか「同じ部署」の人すらいない。
上司もチームリーダーもいない(フルリモート勤務)。少し枠を広げて「コーポレート部門」も誰もいない(フルリモートor他の拠点勤務)。そのため、「ちょっとした愚痴」をいったり「状況を理解したうえで、共感」してくださる方は現状、いない。

自分自身がまだまだ年次が若いこともあるが、上司からの厳しいフィードバックもすべて受け止められる余裕がない今、仮に誰とも話さなければ自分の性格上、ひたすら落ち込んでしまうのは目に見えている。ただ、営業メンバをはじめ他のチームは複数人が出社していることも多く、1人外から入るのは少し気を遣ってしまう。

2.小さい組織だからこその「1人1役」

ただ、そんなときに救いだったのが、他部署の「採用」の先輩の存在だ。その先輩は昨年5月に人事異動したものの、上司は他の拠点勤務で、僕と同様に「拠点1人出社」組だった。そして、座席を決める際にも、たまたま「1人組」でかたまるような配置となった。

もともと異動前から知っていた先輩ということもあり、話すことに抵抗はない。しかし、お互いに「1人」だからか、他のメンバに話すよりも話しやすく感じた。11月からは他部署の「広報」の先輩も他の拠点から異動され、「1人1役」は3名に。採用、広報、法務とそれぞれ担当する領域は違うが、お互いに尊重しあえる関係性で1月まで過ごすことができた。

3.仕事を前向きにする「何気ない雑談」

「他部署の先輩」との雑談は、思いのほか居心地がよかった。日常のちょっとした「困ったこと」を聞いたり深めたり、外部からのちょっとしたアドバイスやアイデアが欲しい時にはお願いしたり、上司のフィードバックに落ち込んだら励ましあったり…他部署の状況は普段なかなかつかみにくいからこそ、新鮮な気づきや学びが多かった。

また、客観的な視点だからこそ、自分自身の新たな一面に気づいてくださったこともあった。僕自身、法務の業務がそこまで興味あるのか、楽しそうなのか…ということは正直よくわかっていなかった時期があった。しかし、法改正の情報キャッチアップを行っていた時、先輩から「目がとても輝いていた」と言われたことがあった。自分自身の新たな「好き」や「特性」の気づきを得ることができた、貴重な体験だった。

終盤には、業務の中で感じたちょっとしたことを投稿する「少数精鋭」なる3人のチャットができたりもした。これは、座席配置が変わり、僕が離れることとなった今でも続いている。

ちなみに、いまは隣に他部署の事務方の同期がいる。
他部署であるという事実はそのままに、加えて同じバックオフィスとして、また同期として、「共通認識」がある場面も多く、前回とは異なる面白さを味わったりしている。

自分の部署の先輩に相談するのも、もちろんよいだろう。
しかしながら、「同じように少数で頑張る」「他部署」の先輩がいるのであれば、また、話せる環境なのであれば、相談してみるのも一つの手かもしれない。


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