絶対音感とHSP
窓の外から他の家の人の掃除機のキーンという音が聞こえたら、気になりますか?
私 「めっちゃ気になります。網戸にしたくないので、窓を完璧に締めないと嫌だ」
夜寝るときに、冷蔵庫がブーっという音がしたり、家電製品の音が気になりますか?
私「そこそこ気になります。爆睡できる時もあるけれど、出来れば戸を閉めて、聞こえにくい環境で寝たい」
周りの人
「全然気にならないよ〜」
ってことがあるのですが、
ずっと心の片隅でモヤモヤしていて、発酵しそうになったときに、知り合いがHSPの話をしていて、興味を持って1冊の本を購入しました。
イルサ・セン
「敏感な人や内向的な人がラクに生きるヒント」
著書のイルセ・サンは、デンマーク生まれの心理療法士。
HSPとは
Highly Sensitive Personの略でとても敏感な人のことを指す。
1996年にエレイン・N・アーロン博士という人が考案した用語✒️
(割と最近の用語なんですな🤔)
病気ではなく、心理学的な概念で、精神的な概念ではないらしい。
より深い説明はWikipediaを参照下さい👓
この本では、最初に敏感度、内向度を複数の質問に答えることによって診断テストをし、どのくらいの度合いで敏感、内向的なのか数字でわかるようになっています。
ちなみにわたしは中間よりマイナスな度合いなのでさほど敏感ではないと診断できました。
私「そうなんだ。。。」
気になることはあるけど、敏感すぎるわけではないのかな❓
HSPにも人によって段階があり、度数が高い人ほどストレスを感じやすいそうです。
音や光など五感を使うようなことに対しての診断テストでは人よりも幾分か敏感な結果に。
絶対音感
わたしは踏切の音や生活の中の音が音階になっていて、踏切の音はファだなとか意識してしまうような絶対音感の持ち主です。
例えば耳が疲れていると電話口のポロロロロというコール音が普段よりピッチが低く感じて気持ち悪いと思ったり、デメリットも結構あるのです。調律の狂った楽器の音も長く聞いてられません。
音楽的には耳コピできたりラッキーなこともあって、鍵盤奏者としてはありがたく思ってるのですが、、、
音に対して敏感なことへの理解が、なかなか難しく、気にし過ぎじゃない?と言われてしまうこともあるので、モヤモヤすることもあり。
わたしは昔から人をカテゴライズすることがあまり好きではなかったのですが、こういう本も読んでみると発見があり、なるほどって納得できることもありました。
この本を読んでわかったことは3つ。
1.自分の持つ特性を理解すると、よりリラックスして生きていける
2.周りの人のこともよく考えて対応できるようになる
3.悩みが晴れていく
一つの仮定をして、いったんカテゴライズしてみるというのが解決の道なのかなぁと思いました。
自分はこういう人!と断定せず、
考え過ぎない努力もする。
けれども、
客観的に自分をカテゴライズして、ぽーんと少し離れたとこに置いとく
みたいな感覚です。
HSPの度合いが強い人にとっては当事者しかわからない苦しみがあるのだなぁと。
気にしすぎなんじゃないの?という人は、良かれと思って言ってくれてるのをひしひし感じます。
けれども、そもそも気にする性格だったら、それを直すことからスタートしなければなりません。
しかし、直すことに必死になるととても消耗することが有るんです。
この本では気にし過ぎはダメという内容ではなく、気にすることは自分の特性だから仕方ない、うまく付き合っていきましょってな感じの内容だったので、気が楽になる人も多いのではと思います。
少しでもラクになる人が増えればいいなぁ〜と思う今日この頃です。