おとなもこどももおねーさんも。
◯です。
このキャッチコピーを聞いて、ぼくが何を話そうかわかる人は多いかと思います。
そう、motherです。
はじめに言っておくと、ぼく自身motherをクリアしたことがありません。
mother2のスリークまでが、ぼくの中の記憶です。
そんなぼくが、何故motherについて語るのでしょうか。
ぼくのなかの一番手
motherを知ったのは、大乱闘スマッシュブラザーズDX。
ゲームキューブ用ソフトより任天堂から発売された、スマブラの愛称で親しまれる格闘ゲームです。
任天堂のキャラクターが大集合して、作品の垣根を超えて闘う夢のようなゲーム。
この中で、マリオやカービィ、リンクを押さえぼくの一番手として活躍したのが、ネスです。
ネスはmother2の主人公。
トリッキーな戦闘を得意とし、技を操作したりと結構忙しいキャラです。
PKサンダーでの復帰困難に陥った人は数知れないのではないでしょうか。
ぼくは、まわりのみんながあまり使わないようなキャラを極めたくて、ネスをたくさん使っていました。
PKファイアーでねちねちダメージを蓄積させて、後ろ投げやバットでふっとばす。快感です。
バックグラウンドを知りたくて
スマブラでぼくの右腕となっていたネス。でも、ぼくはネスがどんな冒険をしてきたのか全然知りませんでした。
そこで、バックグラウンドを調べてみようと思い立ち、motherというゲームの存在を知ることになります。
エンディングまで泣くんじゃない。
おとなもこどももおねーさんも
奇妙で、おもしろい。そして、せつない。
このキャッチコピーを考えたのは糸井重里さん。そもそも、このゲームを生み出したのは糸井重里さん。
もののけ姫の人じゃん!って当時驚きました。
しかし、少年◯はここで最大の失敗を犯します。
motherシリーズをプレイしなかったのです。
バックグラウンドを知って放置。なんてこった。
あの頃にもっとmotherを知っていたらどうなっただろう。たしかなことは、絶対に人生に何かしらの影響を与えていたであろうこと。
エイトメロディーズ、そして名言
音楽を始めた高校のころ。中学生の時から聴いてた相対性理論の曲をYouTubeで探していました。
そして、たまたま見つけたのが、相対性理論のボーカルであるやくしまるえつこが歌う、SMILES and TEARS という曲。
この曲、mother2の曲なんです。
ゲーム内のどこかで使われているということしか知らないのですが(エンディング?)、すごく哀愁に駆られて。
なつかしい気持ちがすごく残ったんです。
おとなたちの半分も生きてはいないけどっていう冒頭の歌詞がすごいノスタルジック。
そこから、motherの曲っていいなって思いYouTubeで漁り始めました。
そんな中、ぼくはエイトメロディーズの存在を知ってしまいました。それも名言付きの動画。
motherは名言がとても多いゲーム。糸井重里さんが作ってるからか、ものすごく心にくる言葉が多くて。
名言集もよく見てました。
名言を見て、あったこともないフライングマンが好きになりました。
なぜだろう。未プレイなのに、心がぎゅっとするんです。
なぜこんなにもぼくの心に残るのでしょうか。
おとなになった
motherという作品をプレイすると、こどもはおとなに、おとなはこどもになるそうです。
ぼくは未プレイのままおとなになってしまいました。
スリークまで手を出したのは、大学生のころ。それでも、こどもの頃にプレイしなかったことをものすごく後悔しています。
こどものころにmotherに出会った人の気持ちが知りたくて、ほぼ日から最近発売された、motherファンによるトリビュート誌「pollyanna」を購入し、読みました。
共通するのは童心でした。
だれもが、この作品を懐かしむとこどものような童心に帰っているような気がしました。
それもそのはず、おとなはこどもになるのだから。
ぼくの心にmotherという作品が残るのは、懐かしむ気持ちが好きだからなのかもしれません。
でも、不思議なのがmotherをプレイしたことがないということ。
でも、なんでこんなにも懐かしいのだろう。
ここまでくるとクリアしたくない気もしてしまいます。
いずれ、クリアしなきゃいけない日がくるはず。
その日に備えて、ぼくのばしょで今日も記事を書いています。