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日本の田舎を、共同出資で支える
巷で話題の、福島県西会津町で進められている「石高プロジェクト」が、いよいよ本格的に動きはじめました。現代の米本位制、スタートです!
8/24から、アプリで実際に農家さんの支援(これを「米ボード購入」といいます)ができるようになりました。
私は、"推し農家"である 岩橋義平さん の米ボードを購入して、気持ちが上がったのでした。
(そのテンションでこのnoteは執筆)
※アプリのダウンロードはこちらから
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出資/貢献 の世界
仕組みの特徴をざっと説明すると。
①米ボード ←お金で買う
②人足ボード ←貢献活動で手に入れる
という2本柱のトークンを獲得していき、収穫時期には第3のトークンである、
③米手形(米の引換券となるNFT)
と交換し、その年の収穫高に応じたお米を獲得できる。らしい。
首都圏に住んでおり子育て中で現地になかなか行けない(②人足ボードが溜まりにくい)私のような人間でも、せめて①米ボードを購入することで応援表明をすることができます。
web3.0、DAO、トークンエコノミー、NFTなど、単語としては馴染みが出てきたり理解している概念を体験する機会としても、石高プロジェクトに参加するおもしろさや学びがあります。
新たな仕組みも、リアルなものを絡めるとグッと距離が縮まることを実感します。
日本の"田舎"
そして「日本の田舎」という共有財産を、出資/貢献により支えていくのは、これからのまちづくりのキーとなるアプローチではないかと思います。(そういう可能性としても1年前から注目してきました)
パリのとある街頭インタビュー結果を思い出しました。
日本で行きたいところランキング
1位 東京
2位 京都
3位 田舎
3位だけ地名ではなく概念です。笑
これはなかなか象徴的だし示唆的だなと思います。
"田舎"として訴求できるクオリティやスペック(景観、歴史、文化、体験、コミュニティなど)を磨き上げながら、国内の関係人口をアナログ/デジタルで高めていく。
そんな形で西会津以外の地域でも試みを加速させ、田舎のバリエーションを増やすとともに、田舎のコモンズ(共有資産)化が進む姿を見てみたい…そんな妄想をしてしまう。
田舎暮らしに憧れても、実際に実行するのは骨が折れる。そんな話をよく聞きますが、共有資産として支援し、関係人口として関わるライフスタイルであれば現実的な落とし所にもなりうるのではないでしょうか。
(もっともっと入り込みたい、という場合はネクストステップとして移住検討してみればよいので)
おわりに
なんにせよ、石高プロジェクトのこれからがますます楽しみでなので、応援しつつ広められればと思います。
そして実はこのnoteも ②人足ボード 取得につながる行動だった…(という種明かし笑)
それでは、ごきげんよう。
参考情報
ソトコトさんの記事がユーザー目線でわかりやすいので眺めていただけると使い心地がより伝わるかと思います。
公式noteもあります。要チェックですよ。