🐱猫ババアの赤ん坊姫👸

■私について 女、平成2年生まれ、大阪在住、独身、会社員、小太り、大酒飲み ■名前に…

🐱猫ババアの赤ん坊姫👸

■私について 女、平成2年生まれ、大阪在住、独身、会社員、小太り、大酒飲み ■名前について 自分を猫だと思って生きていたところ、親友が私のLINE名をこのように登録していました。 姫だとは思っていません。 日々の出来事や、憎らしくも恋しい団地との思い出を書き連ねていきます。

最近の記事

親友と鼻くそ大喜利事件③

中三になった私は、あのとき彼女と話した内容のことをすっかり忘れていた。 それよりも、かろうじて小学校のときに仲の良かった友達が、クラスにいたことが嬉しかった。 彼女とは住む世界が違うと感じていたから、同じクラスでも卒業まで話すことはないと思っていた。 実際、彼女の周りには、たくさん人が集まっていた。 しかし、あることがきっかけで運命の歯車がまわりだした。 彼である。 レイザーラモンHGをテレビで見ていて、当時エロシチズムを感じていた私は、お昼休みになんとなく彼の話

    • 親友と鼻くそ大喜利事件②

      のちに親友となるその人は、こちらに歩み寄り、私に話しかけた。 私は彼女のことを知っていた。 彼女は一言であらわすと、「アメリカ」だった。 ヤンキーでもないのに、ヤンキー並に目立っていた。 ヤンキー>陽キャラ>なんでもない人>陰キャラという厳しいスクールカーストの中で、ただ一人、アメリカというポジションにいた。 なぜアメリカなのかというと、うまく説明はできない。 ただ、嗅いだことのない柔軟剤の香りがして、なんとなくアメリカが好きそうな雰囲気がした。 間違いなく、こ

      • 親友と鼻くそ大喜利事件①

        私には中学の頃に出会った親友がいる。 この親友とは、人生の半分以上の時を過ごしている。 親友とは不思議なものだ。 今では誰よりも会う頻度が少ないのに、起きてまず一番はじめにLINEで挨拶をする。 毎日おたがい、その日あったできごとの報告をする。 親友は、もう生活の一部として溶け込んでいる。 ここでの私の名前は、親友がLINEで登録している名前である。 親友が名付け親である。 (なぜこう思われているのかは、またの機会とする) 私と親友の出会いは、今でも鮮明に思い

        • 団地とサイレントヒル ③

          中に入ってまず感じたのは、肌を突き刺すような寒さだった。 季節は秋頃で、冬の寒さよりは過ごしやすい気候であるはずなのに。 冷たく暗い部屋は、私の心に宿っていた小さな希望の火さえも一瞬で消し去った。 歩く度にきしむ床、かび臭い畳の匂い。 銀色のメッキでできた、まるで一斗缶のようなせまい風呂。 ウォシュレット機能が完全に排除された、駅のホームにあるような狭苦しい簡易トイレ。 そして何よりショックだったことが、ひとつ部屋がなくなったことにより、自分の部屋が無くなってしま

        親友と鼻くそ大喜利事件③

          団地とサイレントヒル ②

          そうこうしているうちに、団地に引っ越す日が近付いてきた。 人生の絶頂にいた私は、仲のいい友達に前もって団地に引っ越すことを触れ回っていた。 団地に引っ越すから、いつでも遊びに来てや!団地について何もわかっていない私は、周囲に団地マウントをとりまくっていた。 なぜそんなことになったのかというと、私は引越し当日まで、団地に足を踏み入れていなかったのだ。 母だけが内見に行き、私は団地を見せてもらえていなかったのだ。 団地の懸賞に当たるということは、当時倍率が高く、あれよこ

          団地とサイレントヒル ②

          団地とサイレントヒル①

          何となく思いついたことを書きとめたいと思ったので、noteを始めてみた。 誰に見せるわけでもないが、コソコソやっていきたいと思う。 いつもSNSを始める時は最初が肝心だと思っている。 性格上、あとで嫌になって消してしまうのと、結局誰かに見せたくなるからである。 まずは自己紹介を簡単にしたいと思う。 ◼️私について 女、平成2年生まれ、大阪在住、独身、会社員、小太り、大酒飲み これといって特に趣味はなく、特技もない。 すでにこの情報だけで何の取り柄もない人間であるこ

          団地とサイレントヒル①