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団地とサイレントヒル①

何となく思いついたことを書きとめたいと思ったので、noteを始めてみた。

誰に見せるわけでもないが、コソコソやっていきたいと思う。

いつもSNSを始める時は最初が肝心だと思っている。
性格上、あとで嫌になって消してしまうのと、結局誰かに見せたくなるからである。

まずは自己紹介を簡単にしたいと思う。

◼️私について
女、平成2年生まれ、大阪在住、独身、会社員、小太り、大酒飲み

これといって特に趣味はなく、特技もない。

すでにこの情報だけで何の取り柄もない人間であることがわかる。

なぜそんな私がnoteを始めたかというと、団地について語りたかったからである。

私の実家は団地である。

今は建て替えられ綺麗になったが、昔は廃墟のようなボロボロの団地に住んでいた。

ここまで言えばわかると思うが、私は団地にコンプレックスがある。

えー、なんで?団地、ええやん!などという意見は受け付けていない。

団地で育った者にしかわからない根深いコンプレックスがあるのだということを理解いただきたい。

私が初めて団地に引っ越したのは、小4の時のできごとであった。

うちは母子家庭で、それまでは母と2人で、2LDKの小綺麗なマンションに住んでいた。

母がある日、目を輝かせてこう言い放った。

団地の懸賞が当たったでえ!

懸賞と聞くと、その当時の私はとても良いものだと思っていた。

当時、電波少年でなすびさんの懸賞生活のコーナーを楽しみに見ていたからだ。

そして何より、聞き馴染みのない『団地』という環境に、胸を躍らせた。

引っ越し前の荷造りは、まるでディズニーランドに行く前の夢心地のような気分だった。

それが私と団地との最初の出会いだった。

つづく

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