ひざ:ランニング感覚
膝にも表裏がありますが、今回は表の方。ひざの痛みって結構やっかいで、ランナー膝という言葉もあるくらい、様々なランナーを悩まします。
これが水が溜まる、骨部分、軟骨部分、靭帯部分であれば厄介だし、痛いし、イヤだけど(笑)ある程度治り方、経過も考えられるのでまだましですが・・・
疼痛のように原因が今ひとつはっきりしない。だけど走ると痛い。
そんな症状に悩まされることもあります。これが一イヤなんですよね。私の所に相談してくださる人もこういった症状で悩んでいる人も多いです。
じゃあ安心して下さい!すぐに治ります!ランニングフォームをこうすれば・・・なんて魔法はありません。そんな魔法があるなら一流選手が悩むこともありません。
そうです。トップランナーでも同じような悩みを持っていたりします。これはレベルの高低ではないんですよね。
膝自体は非常に絶妙なバランスで成り立っています。その動きはそれなりに動きを実現できますし、パフォーマンスにおける重要度は非常に高いもの。その反面、危険な方向にねじったり出来ちゃうのもリスクを高める要因となります。
そういった小さなダメージの蓄積、動きの悪さで生じ得るアクシデント、トラブル。そして他にも太ももの筋力低下やバランスの悪さにも影響を受けます。走っている路面やスピード、トレーニング内容にも大きく影響を受けます。
プロの指導者、コーチとしてはそういった様々な要因から検討をつけ、観察とフィードバック、助言をし、試行して頂いた上で再び観察・・・という手順で改善を図りたいところなんですよね。
先ずは何はともあれ一番最初にすべきは整形外科で適切な診断を受けてくることからですが。原因不明であれば上述のように手間暇をかけて取り組みたいところ。
★★★
膝の痛みだけでなく、膝の感覚が悪いとランニングにも、トレーニングにも多大な影響を及ぼします。膝の状態を良好に保つのが前提でありたい。少しでも違和感、状態の悪化が始まったら出来るだけ早く先程のようなプロセスで改善を図りたい。
そうすれば防げるケガ、中断も多くあると思います。
練習でもそうですが、トレーニングを積むことが全てではなく、その土台となる状態を良好に保つこと。動きや身体作りの指導を受けることが非常に大切です。
指導者、コーチにもタイプがあり、ランメニューのみ提示する人、動き作りなどに知見がある人。複合的な要素で組み立てていく人など様々です。アスレティックトレーナーと組むことが多いのもそれ故ですね。
困ったら、出来れば困る前からそういった指導者、コーチの指導を受けたり、コーチ契約を結んでおくとリスクを大きく下げることに繋がりますね。
膝の痛みはイヤなもので、しかも日常生活に思い切り支障が出るもの。注意していきましょう!!
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