地域障害者職業センター 1【面談・検査】。
連絡を取ってから数週間の時を経てようやく地域障害者職業センターを利用することが出来ました。
地域障害者職業センターとは
高齢・障害・求職者雇用支援機構(JEED)は、高齢者の雇用の確保、障害者の職業的自立の推進、求職者その他労働者の職業能力の開発及び向上のために、高齢者、障害者、求職者、事業主等の方々に対して総合的な支援を行っています。 独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構引用より
今回利用したのは職業相談・評価です。おおむね2から3回にわたって職業相談・評価を行っていきます。今回はその初回編になります。
1回目に行ったこと
事前に情報提供シートというものを制作して赴き、センター内でも問診のような感じでさらに細かい情報を伝えるといったようなものでした。
加えて、今後利用する人がいると思うため詳細は省きますが、紙を利用しての動作性などをみるテストを1時間ほど受けました。
1回目に検査を受けてみての感想
特に印象に残っているものは「あくまで支援をメインに行っているため何が向いているかを中心に考えてセンターに来たというのは間違った認識である」と言うことをおっしゃられたことです。実際に今回、自分が利用する理由としても何が向いているのかを調べるために向かったため衝撃的でした。
また、何度か
という部分にセンターの方が引っかかっているようで、診断名「アスペルガー」で雑談が苦手であるにも関わらずなりたいのはなぜか。向いてないと診断されたらどうするのか等聞かれました。
自分の当時の感情としては先天性の障害のせいでなりたいものを否定されているような気分になってしまったので「怒り」が出ていた可能性があります。
その理由は主に2つです。
1つ目はセンターの方に対してです。 これはセンターの人というより全体的な考え方の違いかもしれませんが「就労」についての認識が正社員ではなく全般的な社会貢献的行為(アルバイトやパートなど)に当てはまっていればよいというようなものです。自分の最終目標は特性をよく理解した上でのみんなと同じ「普通」になることです。
ですが、就労に対する目的が異なるような気がして障害を持った人間に対する無意識的な差別意識を向けられているように感じてしまいました。
2つ目は自分に対してです。 確かに向いていないのかもしれないと思う自分と凸を活かせるものの方が良いのではないかと思う自分の2人がいて混濁の中にいます。
ですが、支援側に戻ることが出来れば同じ悩みを持っている人たちの助けになれるのではないかという思いと
その後の展望として実務を積みさらに上の資格を取り特性を持った子どもたちの母親の交流できる場も兼ね備えた場所づくりがしたかったという夢もありました。つまり、何かしらの形での開業です。
という夢の中の一つが叶えられるのではないかという漠然とした希望があります。ですが、「障害のせいで叶えられないかもしれない」脳みその特性なのは理解していますが、周りが簡単にできていることが出来ない自分を許せないです。
良かったところ
受けてみて良かったところはより詳しく自分の特性、凹凸について細かく調べることが出来そうであるという点です。普通の機関であると見れないような手先の器用さなどを測るものもあったため、特性や凹凸についてさらに細かく調べたいと考えている人は利用してみるのもよいかもしれません。
悪かったところ
これはセンターの人によるかもしれませんが上記にも記載した通り、若干の障害者への見下しに受け取れるような態度があったため少し気分が悪くなりました。
特に自身の特性であるASD内の行間が読めないという情報が伝わっているはずにもかかわらず「どう?」と聞かれるなど困ってしまう部分が多々ありました(もしかしたら、どう返答するのかや態度についても見ていた可能性が考えられましたが)。
今後の展開について
2回目の検査を受けてその後検査結果の内容報告、そして今後どうしていくかといった形になりそうです。
最後に
理想形としては凸が活かせる場所で活躍をして他のタイミングで上記に記載したような親や大人の発達障害当事者の居場所づくりのお手伝いを行うことだと考えています。しかし、マルチタスクが苦手な人間です。はたして叶う夢なのか追ってよい夢なのか。
3歩進んで2歩下がる
多分そういったスモールステップが必要な状態であるということなんでしょうね。