田中 信行
『肉の刃』
豊田市美術館
今回は豊田市美術館に行って参りました。
現在開催されている
『サンセット/サンライズ』
章立ては、
第1章「マジックアワー」
第2章「眠り/目覚め」
第3章「死/生」
第4章「見えない/見える」
第5章「黒/白」
第6章「終わり/始まり」
の6章。
美術館Collectionの
第5章『黒/白』(Black/White)
に展示されていた作品の一つです。
私好みの章になっていて
ほぼ正方形の空間でしたが
この空間心地が良い💗
ワクワクしました💗
気がつけば行ったり来たりしながら作品を観ていきました✨
注意:他の来場者様の邪魔にならない様に注意しましょう。
※『サンセット/サンライズ』展示コンセプトは
前回のblogに掲載しておりますので気になる方はご覧ください。
第5章『黒/白』(Black/White)
最初にこちらの作品。
このフォルム解りますか?
横に行きましょう。
サメだっ!!!
題名は『肉の刃』
壁に埋まっているサメが伺えます✨
白い壁に黒々と光るサメ。
フォルム・シルエット・曲線・色・シンプルさ
単純にCool✨
素材が気になりすぎます👀
より近くから見ても
軽率ながら
プロダクトなどで使用される様な
最新ハイテク素材なのかと思ったら
『発泡スチロール』
『麻布』
『乾漆』
驚きと共に
前触れも無く日本人であることに誇りを持った瞬間でした。
笑
※乾漆(かんしつ)は※漆(うるし)と、どう違うんだろう?
過去に仕事で漆を塗る機会があったのですが
綺麗に塗れないし、被れるし
ただ『塗る』だけ
が出来ない!!!
それをこんなに素材を重ねては、
繰り返し繰り返し塗る事で
軽率とはいえハイテク素材と間違えるほどの
表現が出来る事に感動しました✨
日本人すごい!!
その素材が発泡スチロール+麻布+漆と知るや否や
一気に馴染みと深みを感じて凛とした佇まいに見えてきました。
何故ハイテク素材と勘違いしたのか?
少し引いてみることでそのフォルムにあるのだと理解しました。
漆+曲線=器
のイメージですがこちらの作品は
車などの曲線に写ったからです。
無駄を削ぎ落としたそのシルエットが
現代的だと感じました✨
今回実際見た作品は田中信行氏の作品の中では
割と小さいものの様で
調べていくとかなり大きな作品が多く
圧倒される事が予測されます👀✨
漆/伝統工芸+現代アート
2011年に豊田市美術館で田中信行氏の『漆の力』展が
行われていた様でとても悔しい。
行きたかった!
彫刻家紹介
✣ 田中 信行✣
Tanaka Nobuyuki
作品紹介
✣ 触生—原初—✣
石川
奥能登は、長い時間にわたって漆文化が引き継がれる地域である。珠洲に隣接する輪島は、漆の産地として名高い。一貫して漆と向き合ってきた作家は、漆の物質感から喚起される皮膜性、皮膚感、触覚性を通して、生命の根源や生成に関わる原初的な記憶、無意識の領域に訴える作品を構想する。
下記6作品は豊田市美術館蔵です。
1
✣ 流れる水・触れる水3✣
豊田市美術館蔵
2
✣ THE FLOW✣
豊田市美術館蔵
3
✣ 触生の記憶✣
豊田市美術館蔵
4
✣ Orga✣
豊田市美術館蔵
5
✣ 原形1✣
豊田市美術館蔵
6
✣マスク ✣
豊田市美術館蔵
✣ lnner side-Outer side✣
金沢21世紀美術館蔵
✣Imaginary Skin ✣
上野の森美術館ギャラリー(2016年)
HP紹介
↑添付HP先で下にスクロールしていくと
田中 信行氏に関する情報が拝見できます。
YouTube
田中造形が持つスケール感・真実・思想はプラトン的理想
とも言われるその世界観をより知りたいのは勿論、
今回より大きな作品を体感したい♪
最後までご観覧ありがとうございました。
お付き合い感謝いたします✨
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