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もやしへの挑戦。

冷蔵庫に、中途半端に残っていたもやし。夕食に一品、何か箸のすすむおかずを作ろうと考えました。

できれば子どもが美味しく食べられて、ついでにお酒もすすみそうなのがいい。そんな漠然としたイメージで作り始めた料理。

もやしでおつまみ系というと、ねぎやしょうが、にんにくなどと合わせたピリ辛系が鉄板ですが、そこをあえて封じて違った料理に仕上げてみます。

うっかりすると水っぽくなるもやしで、どこまで食欲をそそるひと皿にできるのか。ちょっとした挑戦者の気分。そうしてできたのが、今回の料理です。

もやしのパリパリおつまみサラダ

【材料(4人分)】
もやし 1袋(200g)
焼売の皮(ワンタンの皮でも可) 16枚
鶏ガラスープの素 ふたつまみ
ブラックペッパー 適量
小ねぎ 適量
[A]
マヨネーズ 大さじ2
粉チーズ 大さじ1
酢 大さじ1
砂糖 大さじ1
醤油 大さじ1

▲その後、再試作し、作りやすい分量でレシピに。

熱いうちに味付けしておくことで、青臭さが抜けます。
  1.  もやしは電子レンジ(600W)に3分かけて火を通し、しっかりと水気を切ります。熱いうちに、鶏ガラスープの素をまぶして味を入れておきます。

お供は、先日の試作で残った焼売の皮。
スープにでも入れようかと思っていたけれど、これを使います。

2. 焼売の皮(またはワンタンの皮)、登場。こちらもレンチンで。

クッキングシートの上に重ならないよう皮を並べたら、2分30秒ほどレンジにかけます。そうすると、パリパリに。

もししんなりした部分があれば、それだけさらに追加熱します。

小ねぎと黒こしょうが良いアクセント

3. もやしからさらに水分が出ているので、それを切り、皿に盛ります。

砕いた焼売の皮(ワンタンの皮)を周りにのせ、混ぜ合わせたドレッシングをかけて。あとは、きざんだ小ねぎを散らし、ブラックペッパーをガリガリ挽けばできあがり。

乾杯!

ドレッシングは、食欲そそるマヨネーズに、コクアップの粉チーズ入り。子どもも好きな味ですが、酢、砂糖、醤油も入って甘酸っぱく仕上がるので、もやしと合わせると意外にさっぱりといただけます。

そこに、パリパリした焼売の皮がクセになる食感。シャキシャキのもやしと相まって絶妙な美味しさ。噛むほどに美味しいです。

メイン具材はもやしと焼売の皮だけだけれど、なかなか美味しくできました。

何より電子レンジだけで作れるのがとても手軽。
満足感はありますが、重たさがなくてヘルシー感があるのもいいですね。家族皆で食べられそうな一品です。

シンプル食材に学ぶこと

もやしでおつまみ系というと、なんとなくごま油を使いたくなるところですが、今回は焼売の皮をアクセントにしたことで新たな味の発見が。

タイプのまったく違う食材を、どうやったら美味しく繋ぐことができるのか。食材の数を少なくしてみると、案外いろいろな可能性が見えてきてとても面白いです。

冷蔵庫に何もない時。実はそんな時こそが、新しいレシピを思いつくのに良い機会だったりします。

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庭乃桃 にわの・もも | 料理・食文化研究家、文筆家
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