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肉に魚にグリル野菜。《添えるだけでおいしいトマトソース》のつくりかた

簡単なようで意外と奥が深い、トマトソース。皆さんトマト缶で作られたり、いろいろなレシピがおありかと思います。わが家はといえば、この季節はもっぱら生の完熟トマトで作ることが多いです。

それも、冷凍したトマトで。

理由は、なにしろ暑いから。要は、大量のトマトソースを何時間もかけて煮込む元気がないんです。そんな時、冷凍しておいた完熟トマトがあれば、焼いた肉や魚に添える少量のトマトソースを10分ちょっとで作れてしまいます。

ささやかなレシピですが、今日はそんな【簡単トマトソース】をおいしく作るコツをご紹介してみたいと思います。余計な水分は加えず、味つけはお塩だけ。簡単だけれど濃厚で本格味、満足感いっぱいの、そんなトマトソースのレシピです。


材料

【2~3人分】
トマト 2個(250~300g程度。完熟のもの)
玉ねぎ 1/4個
にんにく 1片
オリーブオイル 大さじ1杯半
塩 少々
バジル または オレガノ 適宜


レシピ

作り方① 材料を切る
作り方② 玉ねぎを炒める
作り方③ トマトを入れて煮詰める


 作り方① 材料を切る

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使う食材は、この3つ。

トマトはあらかじめ冷凍しておいたものを水にさらして自然に皮むきし(するりと勝手に皮がむけてきます)、そのあとざく切りに。玉ねぎ、にんにくはみじん切りに。

以上、準備はこれだけ。

 作り方② 玉ねぎを炒める

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まずは、玉ねぎを炒めていきましょう。

厚手の鍋ににんにくとオリーブオイルを入れて弱火にかけて、香りが立ったら玉ねぎを投入。そうしたら火を少し強めて、全体にまんべんなく火が入るように玉ねぎを広げて軽く塩を振ります。

あとは、時折ヘラで混ぜながら、全体が黄色っぽくなり、玉ねぎにやや粘り気が出るくらいまで炒め煮します。炒めるというよりは、あまり触らずにただ置いておく感じ。あとから加えるトマトに酸味があるので、それとバランスをとるために、ここで玉ねぎのコクと甘みをしっかり引き出しておくのが今回のトマトソース作りの一番重要なポイントです。


 作り方③ トマトを入れて煮詰める

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続いて、いよいよトマトを投入。

冷凍しておいたトマトなので、入れた途端にみるみる水分が出てきます。こんな風に、一度冷凍しておいたトマトは細胞壁がこわれて甘みや旨みが溶け出やすくなっています。しかも、今回は2個くらいしか使いませんし、煮込み時間はほんの10分足らずでOK。

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(トマトの状態や使用するお鍋にもよりますが)だいたい7〜8分ほど煮ていくと、水分が出きってトマトが煮詰まってきます。ヘラでこすって、ソースが戻らずにしっかり鍋底が見えるようになればできあがりです。

あとは塩で味を調え、お好みでバジルやオレガノなどのハーブを混ぜ入れてください。


シンプルでおいしいトマトソース

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砂糖やコンソメを加えず、シンプルに野菜の甘みと旨みだけで作ったトマトソースなので、どんな料理にもよく合います。

あまり塩を加えなくても、野菜の味だけでじゅうぶんおいしいくらい。濃厚だけれど重たすぎず、満足感があるので、肉や魚、焼き野菜などのメインおかずも上手に引き立ててくれますよ。

▼レシピの詳細はこちらに。

本日も、最後までお読みいただきありがとうございました。

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庭乃桃 にわの・もも | 料理・食文化研究家、文筆家
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