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林ふみこ
2023年12月31日 12:52
冬の寒い朝寒さに震えながら朝焼けに期待して窓の外をドキドキと覗き今日の朝のその赤と深い青のさらに深いところに金に輝く陽を感じるしばらくして青色が広がった西の空に白い富士が見える感謝の気持が満ちて私は白く輝き全てに溶け込む
2023年12月30日 15:03
12月に入って急に時間のスピードが増してあっという間に一週間が過ぎた時間に置いていかれてどんどん日付や時計の数字が進んでいく今年の街はあまりクリスマス感が無いように感じていたけどイルミネーションもしっかり点灯しているしやはり私が置いていかれてるみたいだ電飾を巻かれている駅前の銀杏並木夜になるとピカピカ光る銀杏の木たちは眠れているのだろうか誰かのために眠らず光る誰かのために
2023年12月29日 20:55
寒くなるとお腹が減るそれは人も猫も同じらしい寒くなると温い物が恋しくなるそれも人も猫も同じらしい人肌に温めたスープ風ごはんを弟猫に食べてもらいながら温かい紅茶を淹れる寒くなって もっと会いたくなるそれも人も猫も同じ
2023年12月29日 20:30
3が好きでも今年から2も大事になったにゃー私の茶猫はソプラノボイスで大きく アーウィスパーボイスで ァー昨日は茶猫が恋しい日今日は好きな数字と一緒に茶猫に会えたような日帰り道 マスクの中で真似して ァー 鳴いてみた
2023年12月24日 17:25
天気図の線が縦線中心になってくると北風が強いので一気に気温が下がる駅の北口を出て家に向かう道冷たい向かい風に髪も頬も冷やされる途中にある古本屋が開いていれば迷わず立ち寄り少し暖を取る本棚に整然と並びながら紙の匂いや少しの隙間の倒れる音で呼ばれた本を手にとる今日はその列へ戻したけれど次また会えたら連れて帰ろう身体と心が暖まりまた北風の家路へと向かった
2023年12月16日 11:30
今年初めての柿庭の柿の木にたわわに実ったのでとたくさんいただいた実も まだついている葉もぎゅうとしていてついさっき もぎったとわかる柿のために寝かせておいた新茶を淹れる今年の香りと味わい本棚から一冊を選ぶ紙の手触りと匂い今年も秋の読書時間が始まった
2023年12月13日 12:57
暖かくて寒い今年は 青々としている銀杏の葉見上げる 葉の隙間の空の青思うより溶けて静かに 青になるそしていつの間にか黄になる見下ろして 隙間なく重なる 銀杏の葉顔を上げる真っ直ぐ続く今しかない 未来という道
2023年12月8日 21:16
どこの駅にもそう離れずに おにぎり屋がある私の小さな楽しみ旅をしていない時も最寄駅や隣駅のおにぎり屋を散歩しながら探すおにぎりひとつで私は整い 幸せになれる母のおにぎり父の玉子焼き妹のほうじ茶家族が私を整え 幸せを教えてくれた私のお味噌汁も家族を整え 皆を幸せにする駅のおにぎり屋降り立った人々を整え 幸せにする