男子、厨房に入るべし〜ど素人がプロ顔負けのレベルになるまで〜
「男子厨房に入らず」
信じられないかもしれないが、俺が子供の頃
今から40年近く前になるが、当たり前のように言われていた。
亡くなったうちの親父は、昭和初期の生まれなので
その母であるばあちゃんからこのような教えを受けていた。
もちろん料理などしたこともないし、出来もしなかった。
夕方近くに小腹がすくと、よく俺にインスタントラーメンを作ってくれと言っていた。
まぁ、時は昭和40年代から50年代のあたり
専業主婦のオカンが厨房の主であるのは必然であり、
そこに子どもが介在することはほとんど無かった。
ただ、教育上お手伝いとして雑用することは義務であり、
主に後片付けは子どもが担当することになっていた。
(今思えば、単にオカンが片付けが苦手でめんどくさかっただけなんだよねww)
そのため、22歳で一人暮らしをするまで
料理らしい料理をしたことがなかった。
突然にやってきた一人暮らしでのチャレンジ
さすがに米の研ぎ方、炊き方くらいは知っていたが
おかずに何を作るかなどは一切わからなかった。
とりあえずスーパーへ行ってみる。
一人でメインの食材を買うなど、まさにはじめてのおつかいだった(≧▽≦)
食材もそうなのだが、調味料も必要だ。
適当に醤油やソース、マヨネーズ、塩コショウなどを買う。
牛肉は高かったので、鶏肉を買う。
とりあえず、フライパンで焼いてみる。
なかなか焼けないし、外が焦げついてきたので、
お皿にとって食べてみると、中が生焼けである。
まぁ、このよーなかんじですわな
当時付き合ってた彼女にも作ってもらう機会があったのだが
壊滅的な料理下手orz
肉じゃがはボソボソ、生姜焼きはバリバリ
カップル二人揃って料理のセンスが無かったのである。
うむ、これはいかん。
当時住んでいたマンションは官公庁街にあったので、
夜遅くまでやっている飲食店は近くになく
居酒屋か飲み屋がちらほらだった。
外食に頼るわけにもいかないので、一念発起し
まずは本屋に走った。
料理の基本みたいな本とオレンジページ、レタスクラブを買う。
この後2,3年は毎月オレンジページ、レタスクラブは買うようになった。
雑誌はかさばるので、ファイルブックにおいしそうなレシピだけ保存するようにしていた。
もう毎日が試行錯誤の繰り返し。
そこへ持ってきて、
料理の鉄人
ビストロスマップ
などがONされ、
さらに
ミスター味っ子
美味しんぼ
クッキングパパ
ザ・シェフ
中華一番
鉄鍋のジャン
スーパー食いしん坊
などの料理漫画に影響を受けて
とことん料理にのめり込んでいった。
料理の腕はプロ顔負けのレベルにまで達した。
あ、途中ダイニングバーの厨房担当とかだったりもしたので、
それもありますけどね。
ちなみにシンプルなチャーハンは
某ホテル料理長のお墨付きで
これならお店出せるレベルとも言われてます。
もうね、やってみりゃいいのよ。
ホント料理って楽しいよ。
食材が自分の手によって美味しい料理へと変わっていく。
そして、食べて美味しかった時に
感動が生まれる。
まさに男子厨房に入るべし、なのです。
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ここまで読んでいただいたココロ優しい方は
きっとスキ♡を押していってくれると信じています。