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デザインライターの日常

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日々のひとりごと。思ったこと、考えたこと、悩んでいること、楽しかったこと。犬との暮らし。
運営しているクリエイター

#ブランディング

出会いは偶然じゃない。

私がつくる記事は、デザイン経営やブランディング、マーケティングなどに関する内容で、ビジネス系の専門メディアから発信されています。 ニッチな情報ですが、必要としているビジネスパーソンは少なくない。メジャーではないですが専門性を要する、意義のある仕事だと自負してます。 仕事との出会い朝日新聞社のメディアビジネス局が運営する「広告朝日」の仕事は、2009年頃から継続しています。仕事をするきっかけは、自らの売り込みでした。 ▲初期の頃の仕事。当時は朝日新聞の夕刊にも記事が掲載さ

好きな服着て出掛ける幸せ。(最近の仕事)

11月が始まりました。 薄手のコートやジャケットが大活躍する季節です。 今年の春は外出制限などがあり、ほとんど着られなかったお気に入りの服の数々。心の隙間を埋めるように、おしゃれ楽しんでます。 暑くも寒くもないサッパリした空気の中、好きな服を着て自由に出歩き、取材や打ち合わせをしたり、仕事の合間に美術館行ったり、友だちとゴハン食べたり。 仕事もおかげさまで忙しいです。 編集したり原稿書いたり。WEBで公開されている担当した記事の一部。

どれくらい「映え」させるか。

実物見たらガッカリ。そんなの嫌だー。というお話です。 以前、Z世代のマーケティング特集を日経デザインと日経クロストレンドで組みました。 私はビームスの記事を担当したのですが、その取材で、Z世代はリアル店舗で買い物をする人が多いと聞き、意外でした。 オンラインショップで買ったものが届いて、実物みたら思っていた色や質感と違った、、という失敗をしたことがある。そのため、オンラインショップで「いいな」と思ったら、商品のある店舗を探して友だちと行って、実物を見て気に入ったら買う人

浅草・茶室ryokanへ。取材&撮影風景。

おはようございます。西山 薫です。 昨日は仕事部屋の掃除をして、午前中から事務仕事。午後はクーラーの効いた部屋で原稿書きをして、18時から浅草で取材&撮影でした。 17時30分頃の浅草の雷門周辺。人はまばらでしたが、閑散とした感じではなかった。都内の観光スポットは、むしろ安全に楽しめるような気がします。 取材したのは、浅草にある隠れ家的な旅館、茶室ryokan(ちゃしつ・りょかん)。観光客が激減しているこの状況を、前向きに乗り切るための社長さんとスタッフの方々のアイデ

身近に感じるシンプルさとは。

今日の日記は、仕事の話です。 今年4月、P&Gは衣類のヨレや毛玉を防いで長持ちさせる「第3の柔軟剤」を発売しました。パッケージは、機能の新規性を伝える個性的な形でありながら、シンプルなデザインと評価されています。 ↓↓下記の記事は、仕事仲間のライターさんが日経クロストレンドで書かれたものです。 この「シンプルさ」について、デザインライターとして忘れてはいけないポイントだと思い、このnoteを書いてます。 たしかに、これまでの柔軟剤とは異なる形状のパッケージで機能の新規

ブランド価値について考える_(1)

ここのところ「ブランド価値」について考えています。 なぜ、この商品を選ぶのか。なぜ、このブランドが好きなのか。 同じスペックで、たとえ価格が10倍高くても「こっちが欲しい」と選んでもらえるのはなぜか。 それは、同じスペックのものよりも、10倍ブランド価値が高いからだと思います。ただ、その基準は人によって違う。そこが難しい。 価格が高いこと=ブランド価値とも限らない。けれども、高価格なものを満足して買ってもらうために、ブランド価値の追求は必要。 「満足感」が得られるの

今、がんばることが、いちばんラク。

今、がんばることが、いちばんラク。 これは10年以上前、ある雑誌の取材でお会いした人気クリエイティブディレクターさんが言っていたことです。 取材の合間の雑談で、何件も仕事を同時進行させているという話を聞いて「モチベーションはどうやって維持されているんですか? 下がっちゃうことないんですか?」といった質問に対する回答だったと思う。 理由はシンプル。がんばらないで手抜きしたら、その瞬間はラクかもしれないけど、その後が大変。逆に色々めんどくさい、と。 仕事の完成度が低ければ

今、わざわざ行きたいところが大切な場所。

矛盾を曖昧にする寛容さも必要なのだな、と思う今日この頃。 自粛しながら行動する。 今はうまくバランス取りながら、自分なりに「自粛」と「行動」を両立させていくしかない。もちろん感染対策はとりながら。 じ‐しゅく【自粛】 自分で自分の行いをつつしむこと。「―を促す」「報道を―する」 こう‐どう【行動】 ある事を行うこと。しわざ。おこない。「すみやかに―する」「―をおこす」 楽観的過ぎるのは怖い。でも、悲観的に考え過ぎるのも怖い。たしかに再び一斉に自粛すれば感染は一時おさま

”オジサン”と”オジサン臭い”の違いとは。

オジサンっぽくて、いいね! 親友(50代男性)から、今日の服のコーディネートを「どう思う」と聞かれたときの、私の答えです。もちろん、褒め言葉のつもりでした。 しかし、彼はションボリ・・・。 先日、美容師さんと「白髪が混ざっていると渋かったり、老眼がはじまって眼鏡をずらして細かい文字を読んでいたりする姿って、カッコつけてなくてカッコよかったりするよねー、色気あるよね」と、オジサンの魅力について話したばっかりだったので、悪気なく「オジサンっぽくて、いいね!」と言ったのでした

人生にも夢あるビジョンを。 読書記録「英国海兵隊に学ぶ 最強組織のつくり方」

企業やブランドには、夢のあるビジョンが必要。夢のあるビジョンは、人々の自発的な行動を喚起する。 これは「英国海兵隊に学ぶ 最強組織のつくり方」という本に書かれている一節です。元英国海兵隊の将校が、軍隊式のマネジメント手法をビジネス向けに再構築した「ミッションリーダシップ」について解説しています。 軍隊式のマネジメント手法と聞くと、トップダウンで高圧的、精神論的なものをイメージしがちですが、決してそうではありません。 むしろ、その逆。 「何をどのようにやるか」という命令