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デザインライターの日常

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日々のひとりごと。思ったこと、考えたこと、悩んでいること、楽しかったこと。犬との暮らし。
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2020年7月の記事一覧

今日は、この秋スタート予定の新連載打ち合わせ。開始まで2ヶ月弱。 窓からの風も夏っぽくなってきました。世の中のムードに流されることなく心が晴れやかなのは、きっとお気に入りの服を着ているからだと思う。 写真の布バッグはdで買い物した人だけが購入できるオリジナルショッパー

ブランド価値について考える_(1)

ここのところ「ブランド価値」について考えています。 なぜ、この商品を選ぶのか。なぜ、このブランドが好きなのか。 同じスペックで、たとえ価格が10倍高くても「こっちが欲しい」と選んでもらえるのはなぜか。 それは、同じスペックのものよりも、10倍ブランド価値が高いからだと思います。ただ、その基準は人によって違う。そこが難しい。 価格が高いこと=ブランド価値とも限らない。けれども、高価格なものを満足して買ってもらうために、ブランド価値の追求は必要。 「満足感」が得られるの

フリーライターのありふれた日常。

朝、起きたらまず、愛犬なっちゃんとお散歩。 今日の朝ごはんは、パンとアイスコーヒー、ヨーグルトとバナナ。ヨーグルトはなっちゃんにもお裾分け。 日課の朝風呂で、インスタやTwitterみたり、新聞読んだりしながら気持ちを仕事モードにスイッチ。着替えてお化粧して、今日は朝からリモートでプチ編集会議。 いま、終わってひと休み。コレ書いてます。愛犬はひっくり返って昼寝。平和です。 午後はアポどりと原稿書き。今日も一日、家で仕事します。 記者発表も取材も打ち合わせも主流はリモ

今、がんばることが、いちばんラク。

今、がんばることが、いちばんラク。 これは10年以上前、ある雑誌の取材でお会いした人気クリエイティブディレクターさんが言っていたことです。 取材の合間の雑談で、何件も仕事を同時進行させているという話を聞いて「モチベーションはどうやって維持されているんですか? 下がっちゃうことないんですか?」といった質問に対する回答だったと思う。 理由はシンプル。がんばらないで手抜きしたら、その瞬間はラクかもしれないけど、その後が大変。逆に色々めんどくさい、と。 仕事の完成度が低ければ

今、わざわざ行きたいところが大切な場所。

矛盾を曖昧にする寛容さも必要なのだな、と思う今日この頃。 自粛しながら行動する。 今はうまくバランス取りながら、自分なりに「自粛」と「行動」を両立させていくしかない。もちろん感染対策はとりながら。 じ‐しゅく【自粛】 自分で自分の行いをつつしむこと。「―を促す」「報道を―する」 こう‐どう【行動】 ある事を行うこと。しわざ。おこない。「すみやかに―する」「―をおこす」 楽観的過ぎるのは怖い。でも、悲観的に考え過ぎるのも怖い。たしかに再び一斉に自粛すれば感染は一時おさま

”オジサン”と”オジサン臭い”の違いとは。

オジサンっぽくて、いいね! 親友(50代男性)から、今日の服のコーディネートを「どう思う」と聞かれたときの、私の答えです。もちろん、褒め言葉のつもりでした。 しかし、彼はションボリ・・・。 先日、美容師さんと「白髪が混ざっていると渋かったり、老眼がはじまって眼鏡をずらして細かい文字を読んでいたりする姿って、カッコつけてなくてカッコよかったりするよねー、色気あるよね」と、オジサンの魅力について話したばっかりだったので、悪気なく「オジサンっぽくて、いいね!」と言ったのでした

人生にも夢あるビジョンを。 読書記録「英国海兵隊に学ぶ 最強組織のつくり方」

企業やブランドには、夢のあるビジョンが必要。夢のあるビジョンは、人々の自発的な行動を喚起する。 これは「英国海兵隊に学ぶ 最強組織のつくり方」という本に書かれている一節です。元英国海兵隊の将校が、軍隊式のマネジメント手法をビジネス向けに再構築した「ミッションリーダシップ」について解説しています。 軍隊式のマネジメント手法と聞くと、トップダウンで高圧的、精神論的なものをイメージしがちですが、決してそうではありません。 むしろ、その逆。 「何をどのようにやるか」という命令

「なんかダサい」は、奥深い。

広告賞を受賞して喜んでいた。だけど、広告本来の目的である「売り上げ」は伸びなかった。広告賞を受賞するために仕事をしていた自分って、なんかダサいなって思った。 少し前、博報堂のクリエイティブディレクター、河西智彦さんにインタビューしたときに聞いたことです。 大阪の遊園地「ひらかたパーク」のテレビCMを手がけ、広告賞を受賞し、「広告業界」で話題になりました。しかし、残念なことに来場者は伸びず。それ以来、河西さんは自らを「売り上げ至上主義」と称し、面白くて売り上げも伸ばす広告を

人生相談の読み方。

「世の中のほとんどの人間は不細工です」 これは、日経新聞の人生相談「なやみのとびら」 で回答した大石静さんの言葉。 「学歴もなく外見もきれいではなく、お金も仕事もない」と悩む39歳の女性に対する回答です。 「39歳でどんな仕事があるのか」という弱音に対しては、自らの経験を基に背中を押す、愛のある心強いメッセージが綴られています。 私がテレビドラマの脚本家としてデビューしたのは35歳の後半です。あなたとさほど変わりません。それまでは何をやってもパッとせず腐っていました。

もう優しい父しか思い出せない。

薫ちゃんのお婿さんは、お父さんが見つけてあげるからね。 たしか5、6歳の頃。私の足の爪を切りながら父はそう言った。 なぜ、そんなこと言ったのかな。 なんだかちょっと恥ずかしくて、だけど父の温かい気持ちが伝わって嬉しかったのを覚えている。 六畳くらいの和室の片隅に広げた新聞紙や、網戸越しに見えた小さな庭。父の言葉と一緒に、そのときの情景がありありと目に浮かぶ。忘れられない思い出の一つ。 庭には物置と水色のブランコがあり、物置の上は葡萄棚だった。おしろい花やサルビア、パ

ばかばかしいほど小さな課題。設定してみた。読書記録「小さな習慣」

ばかばかしいほど小さくて簡単なことを課題にする。それを、ほんのわずかな意思の力で実行すると「習慣」になって続く。 これは、先日読んだ「小さな習慣」という本に書かれていたことです。「ばかばかしいほど」というフレーズがいいなぁ。やってみたくなる。 小さな習慣とは、毎日これだけはやると決めて必ず実行する、本当にちょっとしたポジティブな行動です。ばかばかしいほど小さなステップの積み重ねなので失敗する心配などまったくなく、毎日続けるうちに習慣として定着します。 著者は「毎日30分