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産業遺産の芸術「鷹取山&石切り場」をゆく
今回は神奈川県の横須賀市と逗子市に跨がる鷹取山とその石切場をご紹介。
鷹取山は標高139mの岩山で明治から昭和初期まで、鷹取石(凝灰岩)を切り出した石切場として有名です。石切跡の垂直の崖が多く残っています。
石材は横須賀市や逗子市の塀など、また後日投稿予定の東京湾海堡の建築資材にも使われていましたが、コンクリートが主流になり衰退していきました。
また逗子市の池子にも石切場があります。かなり神秘的!!!
今回はその2つを巡る鷹取山ハイキングルートを歩きます。
鷹取山へ
鷹取山には京急線追浜駅よりバスで行けます。私は鷹取山公園の入り口まで徒歩で向かいました。駅から住宅街を通り20分くらい歩けば着きます。
鷹取山公園入り口の階段を登ったらすぐに現れる石切場!
鷹取山ハイキングコースをしばらく歩くと磨崖仏が現れます。
こちらは1960年に横須賀市の彫刻家によって掘られた弥勒菩薩像です。磨崖仏といえば、アフガニスタンの世界遺産「バーミヤン渓谷の文化的景観と古代遺跡群」を連想してしまいます。
いい景色ですね。
頂上は広い公園となっています。ロッククライミングなどもできるそうですよ。その後、逗子市の神武寺まで下山ルートを歩きます。
池子の石切場へ
逗子市側に神武寺という天台宗のお寺があります。1300年の歴史を持つ古刹。さらに下ると・・・
麓にたどり着く瞬間、池子の石切場が現れます。こちらは老人ホーム施設の“せせらぎ”の敷地内を通るので、入場の際はスタッフさんに一言、声をかけた方がいいと思います。
映画などに使われてそうですね。そのくらい素晴らしかったです。
池子石(凝灰岩)も軍港建築の土木建築材料として使われていたそうです。
と、こんな感じで京急線追浜駅からスタートし、鷹取山 ⇒ 神武寺 ⇒ 池子の石切場と歩いてきました。ゴールはJR逗子駅。横須賀線の新型車両だったので思わず撮影。
また次の旅でお会いしましょう。