アダルトチルドレンという生きづらさ
お越し頂き、ありがとうございます。
繊細お節介セラピストのこちゃんです!
介護老人保健施設で非常勤として理学療法士をやってます。😊
記事の内容が伝わりやすいように、さらっと私の特性を書いておきます。
・ADHD(注意欠陥多動性障害)
・ASD(自閉症スペクトラム障害)
・APD(聴覚情報処理障害)
・気分変調症
・HSP
・不安障害
・愛着障害、アダルトチルドレン
今回はアダルトチルドレンについて綴っていこうと思います😊
私の経験と共に書き記していきます。
※愛着障害は病名、アダルトチルドレンは状態のことを言います。
アダルトチルドレンとは
アダルトチルドレン(AC)とは、子どもの頃に親や養育者など家族から受けたトラウマによって、大人になってからも自身が生きづらさを感じながら生活している人のことです。
肉体的・精神的虐待や過干渉など、様々な家庭環境、問題を持つ親の元で育ち、トラウマや問題を抱えたまま大人になった人のことをアダルトチルドレンと呼びます。
アダルトチルドレンの特徴
親に何らかの問題があり、虐待されていた場合や親の望んだ通りにしなければ愛情を受けられないなどの環境で育った子どもは自尊心が持てず、「自分は価値のない人間だ」と思い込んだまま自尊心の低い大人になります。
自己肯定感や自尊心が低い人は、「周囲の期待に過剰に応えようとする」「嫌なことでもはっきり断れない」といった自身の考えを抑え込みストレス過多な生き方をする傾向があります。また、自責的・自虐的な人や被害妄想が激しく攻撃的な性格になってしまう人もいます。
私は、自責的・自虐的です。
そして、被害妄想が強く、人がコソコソ話しているだけで「私の悪口を言っているんじゃないか」とほぼ確信的に思う傾向があります。
そして、突然、たがが外れたように攻撃的になってしまう時があります。
自尊心の低さから人に依存しがち
自尊心の低い人は、自分の価値や存在意義を周囲の人に必要とされることや愛されることで測ろうとします。
そのため相手に好かれようと無理をしたり、相手の言いなりになったりと、依存してしまう傾向が強いです。
私は、性別問わず、好意のある人には尽くしてしまいます。
ただその人の笑顔が見たかったり、喜んでくれるのがとても嬉しいんです。
心が満たされる感覚になります。
それが、客観的にみると「依存」なのか、私には考えても分かりません。
うつ病などの二次障害にかかりやすい
アダルトチルドレンは、毎日の生活に生きづらさを感じ、ストレスを溜め込んでしまうことからうつ病や摂食障害、アルコール依存症、不安障害、適応障害など二次的な精神疾患にかかりやすい傾向です。
私は、うつ状態、摂食障害、不安障害を経験しています。
162センチで43キロまで体重が落ち、鬱でそのまま寝たきりになり、お尻に床ずれを作ったことがあります。
寝たきり状態のときには体重を計ってないので、実際はもっと痩せていたかもしれません。
アダルトチルドレンの原因
アダルトチルドレンはその大半が親や家庭(養育)環境が影響しています。主な原因として挙げられるのは、次の5つです。
1. 虐待やネグレクトを受けて育った
父は癇癪を起こす人で、罵声を浴びせられる心理的虐待を常に受けていました。
2. 機能不全家族のもとで育った
過干渉、子どもへの愛情が条件付き、子どもを褒めない・認めないなどの環境で育ちました。
とくに習い事に多く通わせられ(どれも本当に嫌いだった)、その習い事の帰りだけ、外食をさせてもらっていました。
3. 親がアルコール依存症である
4. 毒親に育てられた
5. 子どもの特性に理解がない親の不適切な養育
これは、大人になってから分かったので、親も仕方がなかったとは思いますが、私は発達障害であり、不適切な養育もあったでしょう。
アダルトチルドレンには6つのタイプがある
1. 親の期待の応えようと無理をするヒーロー(英雄)
ヒーローは、勉強や運動、習い事などで、親から良い評価を得られることを最優先するアダルトチルドレンのタイプを指します。外からは頑張り屋、一生懸命で真面目な子と見られることが多く、問題がないと思われがちです。
これは、親に叱られたくない、期待に応えたいという防衛的な気持ちからくるものです。
2. 家族の不満や鬱憤を引き受けるスケープゴート(いけにえ)
スケープゴートは、ヒーローとは正反対の行動をとるタイプです。徘徊や暴力などの問題行動を起こしたり、学校の勉強を放棄しテストで極端に悪い成績を取ったりするなど、家族での「悪者」の立場を背負うのが特徴です。
悪者の立場であるスケープゴートは、家族の怒りや不満、鬱憤をすべて1人で受け止めます。いわゆる感情の「ゴミ箱」役を作ることで、家族に「この子さえいなければ、家族はうまくいくはずだった」という幻想を抱かせ、家族の破綻を防ごうとします。
3. 家族との関係から離れて目立たず生きるロスト・ワン(いない子)
ロスト・ワンは元々生まれてこなかった子どもとして、家族との関係を断つように存在を消して生きているアダルトチルドレンのことです。
「いない子」として生きていくことで、家族から傷つけられないように逃げようとします。
夜になっても帰宅しない、または迷子になったとしても、家族に気付かれません。旅行などの家族団らんにも加わらず、1人でひっそりと過ごしています。
4. ケアテイカー(世話役)
ケアテイカーは「世話役」というその名のとおり、とても気立てが良く、家族の世話を献身的に行うタイプのアダルトチルドレンです。例えば親の代わりに家事の一切を引き受けたり、弟や妹の面倒を見たりなど、自分のことを後回しにしてでも世話をしてしまいます。
5. 家族の顔色をうかがいながら「道化」を演じるピエロ(道化師・クラウン)
ピエロタイプのアダルトチルドレンは、冗談を言ったり、おどけたりなど、ひょうきんに振る舞うことで機能不全家族の険悪なムードを和らげ、明るい雰囲気を演出します。その役割からマスコットとも呼ばれています。
ピエロは一見、明るくひょうきんな性格に見えますが、あくまで役割を演じているに過ぎません。
「自分がかわいく振る舞わなければ家族が険悪になる」「笑わない、おもしろくない子は嫌われる」と思い込んでいるため、常に人の顔色を伺いながら生活しています。自分が不機嫌になったり、落ち込んだりしているところは決して見せられません。
場合によっては、体調が悪いことさえも隠して道化を演じます。そんな生活を続けていれば、当然大きなストレスがかかるでしょう。ピエロタイプは常に笑顔の仮面をかぶりながら、心の中では涙を流しているのです。
私はこれです。
幼い時からピエロだったので、よく「楽天家でいいねー」と言われてました。
未だにこの癖はなくなりません。
仕事のときもピエロでいるから、周りからは「明るい」と言われます。
また、今は週2で働いていますが、上司に「増やせないか?」と言われ、「うつで寝ている時もあるので…」と言っても「そうは見えないけどねー。」と言われました。
しんどくても明るく振る舞ってしまうのです。
そんなんだから、一日が終わるとぐったりしてしまいます。
6. 過剰な献身で相手の問題行動を助長するイネイブラー(慰め役)
ケアテイカー同様、自己犠牲によって過剰な献身を注ぐタイプです。イネイブラーの献身は、相手の嗜癖や問題行動を助長し、状況を悪化させます。例えばアルコール依存症の親にせっせとお酒を用意するという行為は、代表的なイネイブリングと言っていいでしょう。
まとめ
最近になって「毒親」という言葉が広まってきました。
しかし、必ずしもそのように分かりやすいものではなく、私のように「一見普通の家庭」で育っても、社会生活に支障をきたすほど辛い思いでいる人も少なくないのではないかと思います。
まずは自己理解をし、時間をかけて受容をすることが大切かと思います😊