仕事と特性

幼い頃、好きだったことを思い返してた。
何かをして、相手に喜ばれることが昔から大好きだったように思う。


少ないお小遣いを貯めて、母の誕生日には、文庫本を買ったりしてたのを思い出す。


それを思うと、今の仕事を選んだのは自然なことのように思う。


どんな仕事も、回り回って誰かのためにはなる。
でも、私の仕事のように、それを間近に感じられて、「ありがとう」と言ってもらえることは少ないのではないかと思う。


私はADHDという特性上、じっと座って仕事するのが難しい。
今の仕事を志す前には診断されていなかったが、自分のなかではデスクワークは嫌だなという感覚はあった。


しかし私は、ASDでもある。
利用者さんとのコミュニケーションに困ると思われるかもしれないが、私の場合はそんなことは全くない。


相手が認知症の高齢者だというのも、私の特性には合っていたのかもしれない。
言葉より心の繋がりを強く感じるのだ。


特性はいろいろあるけど、今は「私」に向いてる仕事なんじゃないかと思っている。
この障害だから適正がないとかではなく。
何より、好きだと思える仕事だ。


もちろん、気分変調症の波はしんどいし、必死に自分を鼓舞しながら職場に向かう日も珍しくない。


それでも、わたしは生き甲斐のために働く。


現在、週2回の勤務。
そろそろ働き出して1年になるからと、週3回にすることを考えてる旨を母に言ってみると、大反対だ。


予想通りだ。
今のままで精一杯だろうと。
休日は寝てることも多いし、もし増やして辞めることになったら本末転倒だと。


母が言ってることは確かに正しい。
実際、私は周りの言うことを聴かずに突っ走るから失敗してきている。
今の職場ほど、居心地が良いところも無いだろうと思う。


週3回も働けるだろうか?
もう少し悩んで決めたい。

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