発達障害・気分変調症を抱えていても幸せになれる
将来、こんなに満たされた気分になれるとは、1ミリも思ってなかった。
私の人生は、うつ状態と診断され(現在は診断名が変わり気分変調症)、高校2年生で退学してからずっと地獄だった。
ずっと「しにたい」と思いながら生きてきた。
それがデフォルトだった。
波があったので、一時的に抜け出せる時もあったが、それにしても20年は長すぎた。
何度も何度も、生きることから逃げようとした。
それでも、今、生きてる。
少し辛い日があっても、今はひとりじゃない。
幸せだなあとしみじみ感じてると、涙が溢れてくる。
結婚しているわけでもなければ、彼氏がいるわけでもないし、みんなと同じように毎日仕事も出来なくて、当然、給料だって少ない。気分変調症の波は、服薬したって楽にはならない。
私はいま、辛いことが無いわけではないのだ。
気分変調症はどうしたって辛い。
発達障害や、その他の特性のある自分を嫌になるときもある。
周りの環境や、障害を抱えて生きる辛さが大きく変わった訳では無い。
でも、真っ暗闇の世界から、引っ張り出してくれた人がいる。
井の中の蛙みたいになって、外の景色を眺める余裕がなくなっていた私を、変えてくれた人がいる。
そして、今はしあわせだと思える。
これまでの辛い人生は、大きな前フリだったとさえ思える。
同じように、障害をもって苦しんでいる人に伝えたい。
今が全てじゃないし、何もかもは手に入らなくたって、幸せを感じて生きていける時が来るよと。
頑張ってたら必ず見てくれている人がいる。
手を差し伸べてくれる人が現れる。
その手を、勇気を持って握り返せば良い。