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2020年12月の記事一覧
ロマンポルノと対峙した日々(「あの頃、文芸坐で」外伝)【11】山本晋也監督の反社会性「セミドキュメント 覗かれて濡れる」「女子大生 痴漢のすすめ」「好色透明人間 女湯覗き」
1981年8月31日。多分、残暑厳しい日だったのだろう。そんな日に、牛込文化に山本晋也監督の3本立てを観にいく。監督は最近は風俗レポもやっていないが、この間、NHKのドラマ「太陽の子」に出演していましたね。これを観た当時はもうテレビのトゥナイトのレギュラーで、深夜テレビでは有名な存在だったが、まだまだ監督として映画も撮っていた頃。これから2、3年後には、映画の現場よりテレビを優先しているなどの悪口も聞こえてきたが、この頃はまだそれなりに反社会性を含んだ映画を撮っていたと思う。