#OTT #オトナのタイムトライアル に参加してみた
昨日は代々木公園内にある、織田フィールドで行われた「オトナのタイムトライアル(OTT)」に参加しました。
前回開催された2019年1月の時は見学だけだったのですが、今回はエントリーして、実際に走ってみることにしました。
(前回見学に行ったときのnoteはこちら)
僕がエントリーしたのは1,500m。今回は5,000mもあるのですが、5,000mも走る体力もないだろうと思ったからです。そして、今回は「自分だけ走るのは嫌だ」と、小4の長女も強引にエントリー。参加したら本を1冊、5番以内に入ったら本を1冊、パパにタイムで買ったら1冊という条件で、長女を口説き落としました。我ながら嫌な父親です。
完走が目的だったのに
実は大会直前まで身体が痛くて、ベストのコンディションからは程遠い状態でした。腰も痛めていたので、目標タイムは7分30秒。ジョギングでも良いから完走することが目的だったのですが、着替えを終えて、トラックでウォーミングアップを始めたら、意外にも身体が動く。
これは、スピード出して走っても良いのではないか。慎重にスピードを上げて、ウォーミングアップをしてみたのですが、そこまで息が上がらずにスピードを上げることができました。これならと、目標タイムを6分30秒に修正して本番に望みました。
本番前は珍しく周りを見ず、目の前のトラックを見て集中。「On Your Mark」「Set」というコールも新鮮でしたが、慌てずにスタートすることができました。
スタートしてみたら、動きは相変わらずよく、ペースメーカーの動きにもついていけそうですが、どうも6分30秒では遅そうだということが分かりました。ただ、スタート時の動きから「良い動きはもっても1,200mまで」と感じたので、敢えて5分45秒のペースメーカーの後ろにつき、6分00秒を狙う戦略に切り替えました。
切り替えは成功し、5分45秒のペースメーカーにラスト1周の途中までついていくことができました。ただ、予想通り1,200m以降はスピードが落ち、必死に粘るも最後の周は前の周より4秒ペースが落ちてしまいました。
最終的には、5分58秒87と当初の設定タイムより1分半も早い結果に。2週間以上練習出来なかったことを考えると、上出来だと思います。
参加してみて分かったのは、OTTは「勝負をするレース」ではなく、「記録を出すレース」だということです。陸上は素人なので、その違いがよく分かっていなかったのですが、参加してみてよく分かりました。
記録を出すレースは、設定タイムを目指して、自分のペースで走ればよいですが、勝負をするレースはスピードに変化をつけたり、位置取りで相手を邪魔したり、といった「相手を出し抜く」ための施策が必要で、記録を出すための施策とは異なります。その違いはレースに出てみないと分からないので、レースに出てよく分かりました。
完走が心配だった長女
僕より心配だったのは長女でした。短距離は走ったことがあるのですが、1,500mという距離は未知。これだけ多くの人の前で走ったこともなければ、トラックで走ったこともありません。実際会場に到着してからも「恥ずかしい」「怖い」と口にするばかりで、ウォーミングアップすらやろうとしません。僕が走っているときも、トラックまでは出てきたけど、声を出して応援するのではなく、ただ見守っているだけ。口にはしませんが、親としては不安になりました。
ただ、自分の出番が迫ってきて、覚悟が決まったようです。目標は完走なので、一番遅いペースメーカーについていくようにとだけ話したら、自分でスタートラインに向かいました。
スタートしてからは、一番後ろから完走を目指して、しっかりとペースを維持しながら走っていきます。いつ止まるのか、いつ棄権するのか、親としてはハラハラしながら見守りましたが、ペースメーカーを務めてくださった、ランニングコーチの木下さんと、桃澤選手のおかげで、無事に感想することが出来ました。自分のことより、長女が完走したことの方が嬉しかったです。そして、タイムも7分を切れたのでびっくり。僕が設定タイムどおりに走ってたら負けてました。
ゴールライン直後に立っていた長女の元に駆け寄った後、桃澤選手にお礼を言うことが出来ました。桃澤選手とはSNSを通じて交流があったのですが、長女のおかげでご挨拶をすることができました。長女に感謝です。
次回も参加したい
今回初めて陸上の大会に参加してみたのですが、観客の声援もあり、楽しく走ることができました。(第4コーナー付近で「あれ、西原さんじゃない?」と話していた人たちがいて、一体何のことだろうと気になりましたが。)
特に、走っている近くに観客がいるので、走っているすぐ横から声援が聞こえると気持ちも盛り上がります。もっと観客とトラックが近い競技場があってもいいのになぁと思いました。
長女もなんだかんだで楽しかったらしく、次回も走ろうということになりました。小1の次女も連れて、次回も参加してみようと思います。