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同じ服の色違いを買う心理。

本格的な冬の到来に向けて
先日同じトレーナーの色違いを2色購入した。

最近は気に入った服があれば
色違いをよく買うようになった。

20代の頃は、こんなことはなかった。
なぜなのだろうか。

この購買行動について考えてみた。


色違いを選ぶ理由の大半は安心感を求める
心理の表れなのではないだろうか。

既知のアイテムを選ぶことは、
新しいものを試すリスクを避ける安全な選択。

これは行動心理学で言う「ディドロ効果」に
よるものなのかもしれない。

ディドロ効果とは
理想とする新たな価値観を手にした際、
所有物や環境などをそれに合わせて
統一したくなる心理現象のこと。

また色違いを購入することは
効率や経済性の追求にも
関連しているのかもしれない。

既に試して自分に合うと
分かっているモノを選び、
日々の決断の負担を減らし、
時間とエネルギーを節約する。

歳を重ねるごとに効率重視な購買行動を
無意識的に行なっている可能性もある。


色違いの服を買う行動には
冒険心の欠如が潜んでいる可能性もある。

新しいスタイルやデザインを試すことは
自己表現の新たな道を開くことに繋がる。

一方で、既知の安全で無難な
選択肢のみを選び続けることは
新しい自己発見の機会を
逸しているのかもしれない。

ファッションは自己表現の手段でもあり、
その人の分かりやすい
アイデンティティでもある。

同じスタイルの色違いを選ぶことは、
既存の自己像に固執することにも
繋がっているのではないだろうか。


色違いの服を選ぶ心理は
年齢とともに変化する。

若い頃は新しいことに
挑戦することに対する抵抗が少ない。

だが、年齢が上がるとともに
安定性や確実性を好む傾向が強まる。

「年齢とともに確立された自身のスタイルに
マッチするアイテムを無難に揃えたい」。

そういった「守りの心理」が根幹にある。

ただ、守り一辺倒では
新しい自己発見の機会を
逃してしまうことにも繋がる。

だからこそ、
今後色違いのアイテムを買いそうになった時は
他の物にも手を伸ばしてみようと思う。

色違いを買いそうになった時こそ、
新しい自分の一面に出会える
絶好の機会なのかもしれない。



エッセイシリーズ 〜バックナンバー〜


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#1億円日記 Vol.82

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