【映画感想文】 「ナミビアの砂漠」 は、見てられないけど見離せない。
正直、
なんて言ったらいいんだろ。
観終わったあと、なんかぼーっとして、ちょっと鬱っぽくなった。(カナに影響されたのか?笑)
カナがこの先、どう人生を歩んでいくんだろうって考えると、気が重くなる。
私は、「ふてほど」と「かぞかぞ」をみて、河合優実さんにハマり、今回この映画を見るきっかけも、優実ちゃん目当てだ。
事前にあまり情報を入れずに、今日上映時間の2時間前にポッとチケットを買ったわけだ。
なんとなく観よっかな、と。
だから、映画のタイトルもあやふやで、ナイアガラの滝に似た名前だったなぁ、みたいに思ってた。
ザッと話をまとめると、
21歳の主人公カナが、優しいけど退屈な彼氏ホンダを離れ、浮気相手のハヤシに乗り換え新生活を始める……が、次第につまらない世の中や自分自身に追い詰められていく。
というような具合だ。
うーん。
次々と新しい刺激を求め続けるカナの気持ちは、
わかるというか、なんというか。
何をやっても、満たされない。
退屈。退屈。
いろんなことがどーでもいーやってなってしまう。
退屈であることがストレス。
満たされないストレス。
どうしようもない。
カナに激しく共感するわけではないけど、でも、なんかカナの気持ちが"わかってしまう"ような気がして、観てる側までズゥーンとなる。
流れるように元カレに嘘をつき、彼氏を罵倒し殴り合い、そしてまた仲直りする。
だんだん見ていられなくなる。
カナを見ていると、どこかで自分に繋がってしまいそうな気がして。
細い足でフラフラ歩いているカナの背中は見てられない。なんとなく。
でも、街中でこうゆう女の子はいっぱいいるような気がする。
当てもなく、かろうじて突っ立って歩いてる…みたいな。
映画のパンフにも、カナは今の若い子の象徴だとか、なんとか。
カナに巻き込まれる男たちも、面白い。
カナの元カレのホンダは、優しいし正直ものだ。
だから、カナに飽きられてしまう。
可哀想な男だと思う。
カナに中絶したから別れたと嘘をつかれ道端で泣いてうずくまるホンダに「変な人」と笑うカナ。
どうしようもなく、ただホンダがかわいそう。
でも、カナに飽きられてしまうのもわかる。
すごく、わかる気がする。
ハヤシもいい。
カナに罵倒され、蹴られ殴られ、流石にハヤシもやり返す。すると、カナは被害者ぶり、ハヤシはごめんを連発する。
最終的に、二人はもみあいになり、蹴って殴って、大体ハヤシが家を出ていく。
あーあ、と思うと次のシーンでは、二人は仲直りをしたのか、普通に接している。
いろいろ手に負えなくなってきているカナと喧嘩しても、結局ハヤシは許してしまう。
ホンダとハヤシ。
二人とも悪いやつじゃ決してないんだけど、カナを捨てれない不憫なヤツら。
カナは、この先どうするんだろ。
どう生きていくんだろ。
新しい乾きを求めて、砂漠にでも行くのかな。
新しい潤いを求めて、なんならナイアガラの滝にでも行くのかな。
なんにせよ、見てられないけど、見離せない。
困ったものだ。
これじゃあ、カナという人物にまんまと魅せられているではないか。
私もホンダとハヤシと同じではないか。
以上。
難しいな。感想書くの。
文がうまくまとまらない。
頭をうごかせ、私よ。