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瞑想遍歴【その2】なぜ瞑想に興味を持ったのか? そしてなぜ20年以上も瞑想を継続しているのか ?

前回の記事はカナダバンクーバ行きの飛行機の中で初めて瞑想を体験したところまで書いたので、今回はその続きから書いていこうと思います。

それでは瞑想遍歴【その2】いってみましょう〜!

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カナダでの語学留学

1年間の語学留学の予定でカナダのブリティッシュコロンビア州にあるフォートセントジョンズという小さな街(人口はおよそ2万人程)に滞在しました。バンクーバからローカル便でさらに北に1時間程の距離の場所にあり、オーロラが運がいいと見えるような所でした。

カナダは移民大国として知られていますが、日本人やアジア系の人はその街には当時全く居ませんでした。ただ語学留学先のノーザン・ライツ・カレッジというコミュニティカレッジではアジア圏からの留学生を受け入れていて、私のほかに日本人が3,4人と韓国人が6,7人居たように記憶しています。


最初はホームステイしていたが、友人とアパートを借りる

最初のうちはホームスティ先(優しいおばあちゃま)で他の2人の韓国人と留学生と滞在していたのですが、もう少し自由が欲しかったのでしょう。

大学で友だちになった10歳年上の韓国人の男性と一緒に近くのアパートを見つけて、暮らし始めました。


日本で家を借りるには礼金敷金に始まり、身分証明書、住民票、保証人の関連書類など必要なものが沢山あります。しかしカナダは移民に寛容な国だからか身分証明書や面倒な書類など一切必要ありませんでした。

家賃も銀行振込ではなく、大家さんの所に直接お金を月に一度支払いに行くという良い意味でとてもユルい感じだったのを覚えています。

大学の授業はあまり出席せず・・・

大学の授業にはあまり出席せずにこの頃もまだ自分の興味や知的好奇心に突き動かされて、本をひたすら読み続けてました。

90代後半まだインターネットを使って買い物をしている人が居ない中、インターネットで主に古本を購入して、アパートに送ってもらってました。

そんなときに「インド哲学、宗教、スピリチュアリティ」辺りのジャンルの本を読んでいたところ、ラーマクリシュナヴィヴェーカーナンダの著作を通じてインドのヴェーダーンタ哲学などを知りいわゆる「ヨガ」というものを知るようになりました。

今のように「ヨガ」というものが世界的にこれ程までポピュラーになっていない当時、そういった類の本を読みながら見よう見まねでハタ・ヨーガアーサナも毎日の日課として始めました。

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パラマハンサ・ヨガナンダ「あるヨギの自叙伝」との出会い

だんだん自分の中で「瞑想」「ヨガ」というものが大きなスペースを占めてくるようになり、「あるヨギの自叙伝」(アップル創業者のスティーブ・ジョブズが生涯読み続けた愛読書として知られるようになった)の著者パラマハンサ・ヨガナンダが書いた本を特に夢中になってこの頃に読んでました。

何かこのヨガナンダという人が伝えようとしているコトに今までずっと探し求めていた答えがあるような気が直感的にしていたので、彼の他の著作だけでなくお弟子さんが書いた本もむさぼるに没頭して読んだのを覚えています。

「あるヨギの自叙伝」の内容について書いてしまうと、とても長くなってしまうのでここでは触れません。

ただスティーブ・ジョブズや元ビートルズのジョージ・ハリソンも生涯を通して読み続けていた程の圧倒的な魅力を持つ本なので、もし興味があれば日本語にも翻訳されている「あるヨギの自叙伝」という本を読むかあるいは「AWAKE - The Life of Yogananda -」日本語タイトル「 覚醒:ヨガナンダの生涯 」というドキュメンタリー映画を見て頂ければと思います。

各界の著名な方も登場する本当に素晴らしい内容のドキュメンタリーです!

そして日常生活での瞑想の実践という事で言えば、この頃まだテーラワーダ仏教系の瞑想も自分なりに続けていましたが、徐々にヨガナンダの提唱するラジャ・ヨガの思想体系にとても影響を受け始めていたので、ヨガ系の瞑想法に取り組み始めました。



ハタ・ヨーガのアーサナ、プラナヤーマなどを自分でやってみる


ハタ・ヨーガのアーサナそしてプラナヤーマというヨガの呼吸法をやってから、静かに瞑想するという流れで日常的に続けていました。

なぜそこまでのめり込むようにヨガや瞑想の世界に入っていたのか、これだという明確に言語化できる理由は見当たらないのですが、当時はあたかも砂漠で喉が乾ききった人がオアシスを探すかのように何かを強く探し求めていたという事だけは覚えています。

いま振り返ってみると10代後半という若さも原因だったかもしれません。


クリシュナ・ダスのファーストアルバムとニーム・カロリババ

それとこの頃どのようなキッカケで出会ったのか忘れてしまいましたが、キルタンという音楽のジャンルにクリシュナ・ダスという人を通じで知ったことは自分の中でもう一つ大きな出来事だったなのだと思います。

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クリシュナ・ダスは現在はヨガ界のロックスターと言われ、グラミー賞にもノミネートされて非常に有名になってますが、その頃は「Pilgrim Heart」というファーストアルバムしか発売されておらず、知っている人は知っているけどまだ殆どの人が知らないアーティストでした。

そのアルバムをどのような経緯だったかは忘れてしまいましたが、偶然にも手に入れたのです。そしてクリシュナ・ダスのキルタンをCDで何度も聴いて、散歩をしたりフトした時に真似して口ずさんだり、歌ったりしていました。

👆が画像のジャケットですが、最初このジャケットを見たときに
「このブランケットに包まっているスキンヘッドのおじさんは一体誰なんだ!?」と感じたのを覚えています。その時はなんかスゴク不思議な写真だなと思ったくらいで、あまりそのオジサンの事を調べたりする程に関心が湧きませんでした。

最初から繋がっている不思議なご縁



ずっとずっと後になってこのオジサンの事が誰だったのか分かることになるのですが、ご縁や出会いというものは本当に不可思議なもので、モノゴトやデキゴトは繋がっていないように見えるだけで最初からすべて繋がっているのかもしれません。

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名目上は語学留学を目的にカナダに滞在していましたが、実際は大学での授業はこの頃あまり出席していなかったので、ルームシェアをしていた韓国人の友人と一緒に買物に行ったり、散歩したり、夕食を食べたりする以外は自分の部屋にほとんどの時間のあいだ籠もってヨガ・瞑想をしていました。

そのような日常を送っているなかで、
ヨガナンダの哲学や思想体系にどんどん傾倒していきました。


Self-Realization-Fellowship セルフ・リアライゼーション・フェローシップの通信講座

そしてヨガナンダによって創られたSelf-Realization-Fellowship セルフ・リアライゼーション・フェローシップという団体のホーム・スタディー・レッスンという通信講座があって、(先程インターネットで調べたところ、現在でも同じようにあるようです。)とても良心的な値段だったので、購読してヨガを日常生活の中でもっと本格的に実践してみようと思いました。

この通信講座は何週間に一回ニュースレター形式でエアメール(国際郵便)で送られてくるのです。それを全部終えるとクリヤ・ヨガという瞑想法を伝授してもらえる資格がもらえます。

Self-Realization-Fellowship セルフ・リアライゼーション・フェローシップの通信講座やクリヤ・ヨガの内容は他言をすることを許されていませんが、クリヤ・ヨガの一般的な説明は以下のような感じです。

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ヒマラヤで古から伝わる伝説のクリヤ・ヨガという瞑想法

クリヤ・ヨガとは、ヒマラヤで古から伝わる伝説のヨガを、ババジが現代に復活させて、ラヒリ・マハサヤに伝え、スリ・ユクテスワの弟子ヨガナンダが世界に広めたヨガの叡智です。ヨガナンダはあのガンジークリヤ・ヨガを伝授しています。

Self-Realization-Fellowship セルフ・リアライゼーション・フェローシップの内容説明に関してはここでは詳しく書きませんが、もし興味がある方はこの記事の末にある参考ページをご覧いただけましたら幸いです。

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アメリカ・カリフォルニア州に本気でヨガを学びに行くことを決める

SRFの通信講座でヨガの実践を続けているうちに、実際にアメリカのカリフォルニア州ロサンゼルスの本部(ヨガナンダ自身が1925年に創設した)に行ってみたいと本気で考えるようになっていました。

この辺りの行動力も若さゆえだと思いますが、一旦日本に帰国して、アメリカへの旅費を稼いでからもう一度アメリカに行ってみることにこの頃決めていました。

その事を韓国人のルームメイトに話して、「アメリカに行って、お前はヨガの行者か僧侶になるのか?よく考えたのか?」など色々と言われた事を今でも覚えています。

この記事もツラツラと書いてきたら、長くなってしまったので
今回はこの辺りにして、次回またカナダから日本に帰国してからの事を書こうと思います。


瞑想遍歴【その3】なぜ瞑想に興味を持ったのか?
そしてなぜ20年以上も瞑想を継続しているのか ? に続く👇


瞑想遍歴【その1】は👇です。


参考ページ:


クリヤ・ヨガ瞑想の道

パラマハンサ・ヨガナンダの教え――SRFのレッスン

SRFのヨガナンダのクリヤ・ヨガの伝授までの道のり

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