「内側の視点」と「カマの多いメニュー」と「盗聴」の6月
ご無沙汰しております。
1年の半分が終わったことより、まだ7月頭なのに毎日こんなに暑いということに驚きを隠しきれない にピ です。
もう、暑いのには飽きました。
DIYの専門商社、和気産業で会社の公式Twitterの画像や4コマ漫画を担当しています。見てみるだけでいいので、気楽に見てみましょう。
さ。もう月が変わってしばらく経ってしまいましたが、6月の振り返りです。6月を「今月」という概念で書いていきます。
シャッター補修って実は簡単(6/3)
(記事はこちら)
いつもの「今月のお気に入り」は明確な理由やエピソードがあることが多いのですが、今月はそんなことがなく、なんとなく気に入ってるものがランクインしていたりします。
で、まさにこれが「なんとなく気に入ってる」の筆頭株だったりします。
1ヶ月以上前のことなので、漫画がこんな内容になった経緯もぼんやりとしか覚えていません。
ただ、シャッタースポンジのサンプルが会社に置いてあるのですが、この弾力がなんともたまらなく好きという理由で、
記事に載っている2つの動画のうち、「シャッター手掛け」ではなく「シャッタースポンジ」で描いていこうと決めた記憶はあります。いわゆる贔屓ってやつです。
それにしても「贔屓」って、2文字なのに「貝」が4回も出てくるんですね。
漫画のネタの理由は覚えてないにしても、シャッターの内側からの視点で描いているのは我ながら良い着眼点だと思っていたりします。
それから、タイトルが5・7・5なのもなかなか良いと今思っています。描いたときはそこまで思ってなかったので、後から味が来るタイプの出来栄えのようです。
あと、単純な絵柄に見えて、
実は影となる紺色の半透明のレイヤーを3枚くらい駆使して暗闇の中での差(影や閉め切ってからはさらに暗くなる様子)を表現しているなど、
意外と手の込んだものになっているのもお気に入りポイントだったりします。
ウォリスト開発秘話(6/22)
(記事はこちら)
弊社の人気商品「突っぱりジャッキ」についてです。
以前、別記事で突っぱりジャッキの漫画を描き、裏話を記してますのでお暇なら見てねという感じです。
ざっくり説明すると、「1×4材という規格の木材を突っぱり棒のように使えるツール」が「突っぱりジャッキ」です。
シリーズ名が「ウォリスト」なのでそちらで検索したほうがヒットしやすいかと思います。
1×4材を突っぱるためのツールは、実はいろんな種類があるのですが、ジャッキがついてるのはウォリストの特徴です。
こんな感じです。ジャッキアップ。
ジャッキアップは他と何が違うって、強度が出るそうです。
今回はその「強い」という言葉通りのストロングポイントを活かそうと思いました。
決めたら次は「強さ」を活かす方法を考えます。
まず第一に浮かんだのが格闘技やヤンキー漫画のような決闘シーン。
どんなチャンピオンが挑んでも勝てない孤高の存在を思いつきますが、なんかありがちな感じがしたので保留。
次に、「王座防衛」という単語から棋士が思い浮かびました。
将棋には詳しくないですが、ニュースで王座戦とかを聞くので、何度挑んでも歯が立たない最強の師匠として、突っぱりジャッキが存在するのも荘厳で良いなと思いつつ、
よく考えたらジャッキは生き物じゃないので、動くシーンが描きづらいなと気づきました。大タイムロスです。
そこでふと、「何かに負けて、強くなりたいと願ったら、翌朝突っぱりジャッキになっている」という設定が思いつきます。
でも、「起きたら突っぱりジャッキになってる」などというぶっ飛び設定を4コマで説明できる気がしなかったので、
「思ってることが体に出てしまう(嘘つくと鼻が伸びる的な)」という、まだ何かしらの作り物で見たことあるシーンから引用することとしました。
これはそうして生まれた4コマでした。
ねこくんがボクシングに感化されて強くなりたいと思っているのは最初のアイディアの名残ですね。
でも一番のお気に入りポイントは2コマ目の「窯焼きかまぼことカマンベール」という「カマ」の多いメニューです。なんじゃそりゃ。
ねじに規格がないってホント?(6/24)
(記事はこちら)
いつも「よくあるシーン、アイディア、ボヤきをメモするノート」からアイディアを引用することが多いですが、今回は一味違います。
遡ること1ヶ月半前。
大阪で行われていた、バンクシーの展覧会に行ってきました。
「絵上手いなあ」という小学生の遠足の感想文のような感想しか飛び出してきませんでしたが、展覧会自体はすごく楽しかったです。
で、いくつかある展示の中で、割と入ってすぐに展示されていた
これがなぜか心に刺さりました。
テイストが好きだったんでしょう。
「盗聴してる内容がアングラなことのようで平和で平凡なDIYの話」という4コマがいつか描けそうだなと思って、暖めてきたネタを使うことになりました。
ツールが公衆電話であること、傍受する機械が古めかしいしデカいことなど、細かく見れば時代錯誤な所もありますが、フィクションなので。ね。世界観のためには多少のリアリティを捨てるのもありだと思っています。
だってそんなこと言い出したらねこが二足歩行で日本語喋ってる時点で色々破綻しますから。
というわけで
長々と書き過ぎてしまいました。お読みいただきありがとうございます。
実は更新が遅れた言い訳としては、ここ最近すごくバタバタしていたのです。
月並みな言い訳の文言ですが、割と本当です。
そのことについてもこのnoteで書けたらなあと思うのですが、終わったときにちゃんと達成感を味わえているのかわからないので、書くという断言はしないでおきます。
なっちゃいけないし、ならないことを祈りますが、黒歴史になる確率もゼロではないので。
いや、言い訳さえも長いんかい!という声がどこかから聞こえてきそうなので今回はここまで。
「バタバタしていた」のヒントがTwitterに隠されてますので、ぜひご覧ください。
成功するといいなー。
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