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いい人でよかった。
福岡県那珂川市、南畑に来て、もうすぐ二ヶ月になろうとしている。
が、「ずいぶん前からいたみたい」とそこここで言われはじめている澤です。こんばんは。
僕自身もすでにここが地元という感じがしている。いままでにないスピードでなじんでいっているし、面白い仕事も次々に来ている。最初からあった渦に巻き込まれている感じ。こんなことは他のところではなかった。
なんで、こんなことに?
土地に特別な力があるのかもしれないし、単なる偶然かもしれないけれど、僕自身はいい人にいっぱい出会っているからだと思っている。
「いい人でよかった。」というのは、人の安心の中でも上位に来るものではなかろうか。街でも人でも初対面のとき、僕たちは「いい人であってほしい」と願う。そして、それが叶ったときにホッとする。
もちろん、初対面で噛み付いてきたりする人はまれなのだけれど、「いい人だなあ」と思うとき、僕たちは安心して腰を落ち着けることができる。話したいことが話せるし、聞きたいことが聞ける。正直でいられるし、素直になれる。
そんなふうに安心しているとき、人は、その場所に根を下ろすことができるのではないか。だからこそ、僕は非常に早くこの場所になじんでいるのではなかろうか。そんなふうに思う。
だれかとゆかいに会話することって、だからこそ、あなどれない。
ささやかなおしゃべりが、ある場所を「自分の地元だ」と思わせるほどのインパクトを持っているのだから。
誰かと話をしていて、自分が「心の底から打ち明けられた」と思う時、相手がかけがえのない人になるように、土地だって自分が開け放たれたところで親密になるのだろう。
南畑の人たちは、たぶんすでにそんなふうにかけがえのない人たちになってきているし、だからこそ、たった二ヶ月しか住んでいないのに、ここが地元だと感じるのだと思う。
あと、好きなところがいっぱいあるっていうのも、ポイント高いよね。
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