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私は私、他人は他人

今年はどんな一年を過ごしたのだろうかと

今までのノートを全て振り返って見ると

何ヶ月か前までよく悩んでいたなあという記述がありました。

今は、なんだかメンタルが安定しているように思えます。

不機嫌になることも怒ることも、悲しくなることもほとんどありません。


そんな風に自分を変えることができたきっかけは

私は私、他人は他人

と割り切られるようになったことです。


例えば、近しい人の成功話なんかを聞くと

「羨ましい」「私には無理だ」
「私でもその環境にいればできるのに」

と多少思ってしまいます。

他にも、問題が起きて、ある人が対処してくれましたが、うまくいかなかった時、

「私ならうまくできるのに」
「普通はこんなことしないけど…」

と思ってしまいます。


私と相手は違う

違う人間なのだから

考えも性格も全く違うことが当たり前なのに、

どうして相手と自分とを重ねてしまうのだろう。

自分が人のようにできないということも

人が自分と同じようにはできないということも

しっかり理解しておきます。

だから

人のことを見て、落胆しない、羨ましがらない、憎まないこと


自分は自分でいいもの持っているのだから。

自分の好きなこと、できることを自信を持って楽しめばいいのです。

しかし最近になるまで

私は自分の好きなものを自信を持って「これが好きです」と言えませんでした。

植物が好きなのですが

人から変だと思われるんじゃないか…と不安で

今のパートナーにもはじめは無難に「映画が好き」とか言っていました。

間違ってはいないけれど、本当の自分がどこかへ行ってしまったような感覚でした。

ところがある時、

ちゃんと自分の好きなものを表に出していいんだと思わせてくれた出来事がありました。

私が植物が好きということはパートナーも知っていましたが、

おそらく花が好き程度にしか思っていなかったと思います。

そんな頃、初めて一緒に植物園に行きました。

自分では気がついていませんでしたが、

とにかく私のテンションが高かったようです。

ただの葉っぱを見て、

「この葉はこんな匂いがして…」
「これとこれは似ているけど種類が違うよ」

と、私は無意識のうちにペラペラと話していました。

私にとっては当たり前となっていた情報がパートナーにとっては新鮮なもの。

「なんでそんなこと知ってるの?」と不思議そうでした。

「植物園にいる時のあなたが一番面白い。すごい嬉しそうな顔をしている」

と言ってくれた時は驚きました。
「変わっている」ではなく「面白い」。

自分を認めてくれたような気がして本当に嬉しかったです。

これまで、家族の中だと植物や動物が好きなのは私だけで、「変わっているね」とよく言われていました。

「ああ、私は変わっているんだ」と心のどこかでずっと悲観的に思っていたような気がします。

「変わっているね」と言われたくない、変な人だと思われたくなくて、

人前でどういう自分を出していけばいいのだろうと考えてしまっていました。

でも、私と相手は違って当たり前

みんなそれぞれ変わっていて面白いのです。

今の時代、そういう考えが定着してきたように思えます。

街を歩いている人たちの服装を見ると、個性的な人が増えてきたなあと実感します笑。

こんな時代でもまだまだ必要以上に他人の目を気にしすぎてしまっている人はいると思います。

私は私、他人は他人

その一歩として

人のことを見て、落胆しない、羨ましがらない、憎まない

自分の好きなこと、できることを自信を持って楽しむ


ように過ごしてみてはいかがでしょう。



あれから1ヶ月

無事新しい芽が生えてきました。

はじめはあまり植物に興味のなかったパートナーも

一緒に楽しんでいます。

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