セフレと最寄駅。
先日友達とご飯に行った時、
待ち合わせの駅に30分はやく着いた。
待ち合わせの駅は
2年前まで関係があった
セフレの最寄駅だった。
時間潰しに駅の周りを散歩して
ああ、このコンビニ
よく2人で行ったなあ。
はじめて2人で会ったのは
この居酒屋だったなあ。
とか
セフレとの日々を思い返してた。
最初に関係があったのは5年前位だろうか。
当時は社会人なりたてで
はじめてセフレと言う
関係を持った。
5個年上の彼は
まあ、女の扱いが上手で
今思うと完全に沼ってた
私はしんどくなって
自分から関係を切った。
ラインもブロックして。
関係を切ってから1年半後。
当時の彼氏と行った新宿の居酒屋のカウンター、
隣に若い女の子と座ってる彼がいた。
私が牡蠣が好きだから彼氏が
オイスターバーに連れてってくれたのに
牡蠣の味なんて
全くしなかったことを
覚えてる。
彼氏と居酒屋を出て、
バイバイした後
ラインのブロックを解除した。
いや、カウンター横並びだったし
相手は気づいてない可能性の方が高い。
もう一回ブロックしようとした時
「オイスターバー」
と送られてきた。
ああ、気づいてたんだ。
そしてさっきまでブロックしてたのに
このタイミングで送ってくるんだ。
隣の子はマッチングアプリの子で
今日初めてあったけど顔がイマイチで
もうあわないわ。
隣に綺麗な子がいると思ったら
ニンジンだったよ。
一緒にいたのは彼氏？
随分盛り上がってたね。
また会いたい。
私が欲しいような言葉を
あなたはサラサラと言えるんだね。
結局彼氏と付き合っている間
3度くらい彼の家に
遊びに行っていた。
大人になった私は
もう沼る事なく
セフレとしての上手な関係を築いてた。
彼氏には
セフレの関係は全くばれず
全然別の理由でお別れし
セフレとの関係も
不毛に感じて
また私から関係を切った。
今度はラインをブロックし
ラインを消した。
電話番号も消した。
もう2度と連絡できないように。
彼は元気にしてるだろうか。
まだこの駅が最寄なのだろうか。
そんなことを思いながら
30分の
散歩が終わった。
沼ってた私も
上手い関係を築いてた私も
結局はあなたのことが
大好きだったんだよ。
はぐらかさないで
それを認められるくらいには