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新しいもの、古いものなんでも合理的に受け入れる、昭和の生活。

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忙しい農業の合間に、楽しみもそれなりにあったようで、父は、趣味で馬を飼っていました。競走馬ではなく、道産子という足の太い農耕馬。

その頃 家では すでに耕運機か、または出回り始めたトラクターを使っていたので、馬は もう農耕には使っていません。母の実家では、まだ馬を使って農業をしていましたが。

飼っていた馬は、全く父の趣味。卵で磨いて馬の品評会に出していました。金メダルを首にかけた馬と、誇らしげな家族の写真が残っています。

新居 新築中は その馬小屋に家族4人で生活。その時 馬はもういませんでしたが。

その小屋の中で、テレビを見た記憶が残っています。
敷布団の下にわらを使ったりしながら、出始めたばかりのテレビや洗濯機を使うという、時代がごちゃ混ぜの生活。
新しいものと、古いもの なんでもあり。合理的になんでも生活に取り入れる。これも、北海道のフロンテア精神の現れでしょうか。

フロンテア精神といえば、私がニュージーランドでの生活を始めることに抵抗がなかったのも、そんな気質を引き継いでいるのかもしれません。

日本で手に入らないものは海外に求めればいい、という合理的な考え方、そして新しいことを始めることに物怖じしない。

 日本で手に入らなかったもの、それは 私たちにとっては環境プラス”教育”でした。 


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